第二幕その四
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
は自分にも他人にも厳しく清廉潔白な人物であった。しかしだからといって彼の思想が正しいとは限らないのだ。
「だが彼の命令一つで多くの者が死ぬ」
ルーシェはそれを聞くとゴクリ、と喉を鳴らした。
「そしてフランスはギロチンにより支配される」
革命委員会、公安委員会、革命裁判所。軍の目付け役。ジャコバン派が設けたものだ。これ等に逆らうことはそれだけで『革命の敵』とされた。ジャコバン派に異を唱えるのも『革命の敵』である。敵はギロチンに送られる。そして多くの貴族やジロンド派の後を追うことになるのだ。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ