高町さんの部屋にて…その2
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しく、神田!」
高町さんとは普通に握手をし、スクライアとはこの部屋に来た時と同様に握手をする
高町さんは満面の笑みで、そしてスクライアも真剣な顔から笑顔に変る。
その2人の笑顔に釣られる形で、俺も自然と笑顔になる……。
あれだな、この部屋に来てから一番和やかになったのではないだろうか?
そう思えるぐらいに、この部屋の空気は良くなっている気がした……。
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あの後、雑談したり、昨日の事を高町さんに感謝されたり、としている間に
時間は17時過ぎ……そろそろ帰宅しようかな? と思う時間帯だ。
本当は修行場に行きたいとこだが……今日は喋りっぱなしで疲れたのでもう帰ることに…。
そんで、今居るところは高町家の玄関前……
そして、俺に向かい合う形で高町さんとスクライアが居る状況だ。
「それじゃ、俺はもう帰るね?
今日は楽しかったよ……ありがとね、高町さん、スクライア」
「うん、気お付けてね神田」
「おう、ありがとな、スクライア」
高町さんの肩に乗っているスクライアから声を掛けられたので、それを返す……。
で、肝心の高町さんは……何か、そわそわしているが……どうしたのだ?
「あ、あの……神田君?
その……私と、お友達になってほしいんだけど……いいかな?」
と、今度は不安そうな顔でこちらを見つめてくる…。
この際、聞見色の覇気を発動させ、辺りを警戒したのは許して欲しい…
恭也さん辺りに聞かれたら『おい、昨日と話が違うぞ?』と言われるからだ。
「もちろん良いよ? 当然、スクライアもね」
「うん! ありがとう、神田君!
えっと…これからは私の事、なのはって呼んでね」
「僕の事もユーノで良いよ、神田?
毎回毎回、スクライアって呼ぶの疲れるでしょ?」
高町さん達は満面の笑みを浮かべる……。
対して俺は少し顔をしかめる……。
もちろん、顔をしかめたのには理由がある……
藤田達の事だ…アイツらとの約束の件があるから、俺は同世代のヤツは名前で呼んだ事はない。名前を呼んでしまうと……どうにも藤田達に負い目を感じてしまうのだ。
恭也さんや士郎さんみたいに、歳が離れてるなら別なんだが……。
「えっと……その…すまないけど、名前を呼ぶ……というのは保留にしてもらえないか?」
「「え?……」」
先ほどまでの笑顔をが嘘だったかの様に、2人は唖然とする……
そして、時間が経つに連れて俺の言葉を理解し、顔は悲しげな表情になっていく。
「あっ、いや! 別に2人がどうこうって訳じゃないんだ…
ほら、高町さん知ってるよね? 俺
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