高町さんの部屋にて…その2
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界政府に喧嘩を売ったシーン…。
そして、今でも鮮明に覚えている……メリー号との最後の別れシーン……。
そんな事を思い出しながら、俺は語る……
そして、目に熱い何かを感じる……やばい、メリー号の事思い出したら涙が出そうになる。
「ッ!? か、神田君! 大丈夫!?」
「神田! 大丈夫かい!?」
高町さんとスクライアから急に声があがる…
どうやら…涙を堪えている瞬間を見られたようだ……。
そんな状態を心配してか、2人は俺に駆け寄ろうとその場を立つ……
しかし、心配して駆け寄ろうとする2人を左手で制し。右手で”ゴシゴシ”目を拭う…。
「……いや、気にしないでくれ。
ちょっと…思い出しただけだから……」
「神田君……」
「神田……」
2人は俺の事を心配そうに見つめる……。
だが、泣く原因がアニメシーンの思い出し泣きなので、俺的に気恥ずかしいのだが…。
「あはは……なんか、ゴメンな? 変な空気にしちゃって……」
取り合えず俺は、乾いた声で笑いながら変な空気にしてしまった事を謝罪する。
「だ、大丈夫なの! こっちの事は気にしなくていいから! そうだよね? ユーノ君!」
「う、うん! なのはの言う通りだよ神田! こっちの事は気にしなくてもいいから!」
そう言って二人は、慌てたように言葉を発する。
恐らく…俺が泣いた事に対する罪悪感+俺の謝罪により、2人は慌ててるのだろうなぁ…。
「そっか……すまないな2人共」
「うんうん、私とユーノ君は大丈夫だから……それよりも神田君の方が…」
高町さんは首を左右に振り、自分とスクライアは大丈夫だと主張する。
そして、言葉の最後に俺をもう一度心配そうに見つめてくる。
「いや、俺もホントに大丈夫だからさ。心配しなくても大丈夫だよ高町さん」
「本当に……大丈夫なの?」
「ははは、大丈夫だって!
それよりも……そげキングの事だよね?」
未だに心配そうに見つめる二人だが、そげキングの話になると高町さんとスクライアは
お互いに目を合わせ、少し忙しなくなる……。
どうやら、2人共それなりに気になるようだ。
「そげキングが今どこに居るかは……悪いけど、判らない
今何をやってるのか? とかも俺は知らない……もう何年も会ってないからね」
まぁ、正確には『会ってない』というより『会った事すらない』という方が正しいのだが……。
「そう……なんだ」
高町さんの顔には少々影が落ち。
「『何年も会ってない』……神田、そげキングは他の世界に転移したの?」
スクライアは思考を巡らせ、質問をする。
「転移か……まぁ、多分そうだと思う
連絡先も判らないし、見つけ出すというのは無理な
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