暁 〜小説投稿サイト〜
俺がアクマでいいっすか?
#1 良いわけないだろが!
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してやるから。そんな可愛らしい下着姿でウロウロしてたらすぐに連れ込まれて犯されるぞ」
「こっち見るな変態!!ぶん殴るぞ!!」
「お前の下着姿なんざ見ねぇから安心しな。それともそのままで良いか?」
「うるせぇ!!早くこっちに寄越せ!!」
「ヘイヘイ」

渋々、切り株の上に置いてあるバックからTシャツと短パンを取り出すと、木の影に隠れてるセツナの前に放り投げる。

「んじゃ、俺は帰る。セツナだっけ?異端少女だか何だか知らないが、夜に出歩くのは止めとけよ」
「ち、ちょっと待て。もう着替え終わる」
「次は何だよ?」
「お、お前……じゃなくて咲哉ん家に連れてけ。その……今晩、泊まるところがないんだよ」
「はぁ……異端少女じゃなくて家出少女か。助けた挙げ句これかよ。まぁ、良いか。付いてきな。腹へってんだろ?」

ぐるるるぅ〜〜。
セツナの腹の虫が鳴いたのが聞こえたので、可哀想に思った俺はそう言うと、顔を真っ赤にして頷いた。
仕方ねぇな。

「早く来いよ。置いてくぞ」
「うるさい!!咲哉の分際でアタシに命令するな!!」
「咲哉の分際でって……」
「いいの!!」
「ヘイヘイ」

そう言って俺の横を通って行くセツナ。
俺は空返事をして彼女に付いていく。
これが世界を揺るがす、新しい物語の始まりだった。
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