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俺がアクマでいいっすか?
#1 良いわけないだろが!
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たらしい。
犯人は依然として逃走中で、現場には何一つ証拠がなく、捜査は困難を極めた。
実は、十年来の俺の同級生も、亡くなった被害者の一人だ。
それで俺は確信した。
ゆっくりと拳を握り締め、静かに狼人間へ歩み寄る。

「……そうか。だったらエサはお預けだな」

その台詞と同時にだて眼鏡を投げ捨て、勢いよく駆け出す俺。
次の瞬間──。





バリバリバリバリバリバリッ!!





突如、俺の頭上で凄まじい銃声のような音が鳴り響き──


「あっ」

絶叫する間もなく、俺は地面を穿ちながら降り注ぐ凶悪な雨の餌食となった。




「よっしゃ!!狙い的中だな!!」


まるで流星の如く、勢いよく穴だらけの俺の背中に着地した幼い女の声の主。
着地した瞬間、凄まじい衝撃のせいで肋骨と背骨が見事に粉砕された。
よって、今、俺の胴体は骨が粉々になったのでスライムみたいな状態になっている。
いや、初対面な挙げ句、死なないけど扱いが酷すぎる。
……わざとなのか?

「って、えぇ!?オオカミ野郎が生きてやがる!!なんでっ!?」

そりゃあ、ピンポイントで当たったのは俺ですからね。
っておい!初めから狙いは狼人間だったのかよ!?
狙い的中もクソもねぇだろ!

「ん?なんか踏んだか?」
「踏んだかじゃなくて明らかに踏んでるし!お前バカだろ!」
「なっ!?このウルトラウスラトンカチバカめ!スーパー天才異端少女セツナちゃんをバカにしたな!」
「やれやれ。自分で天才っていう人、初めて見たな」
「……うるさいな!ちゃんと謝らないとぶちのめすぞ!」

俺の背中でギャーギャー騒ぎ立てる声の主。
やれやれ、謝らないと避けてくれなそうだ。
素直に従うか。

「……はいはい。俺が悪うございました。とりあえず話は後だ。俺はアイツに用がある。いつまでものし掛かってないでさっさと退いてくれ」
「そこらへんの一般人がアクマに敵うわけが無いだろウルトラウスラトンカチバカ!ここはセツナちゃんに任せてアンタは隠れてな!」
「……なんかひでぇ言われようだな。しかし、お前に任せてたら朝になっちまう。あのレベルの射撃の腕前じゃ、当たらないのが目に見える。だから引っ込むのはお前だ」
「あぁん?一般人があたしにイチャモンつける気?あれは手元が狂っただけで、本気を出せばあんなアクマ、一瞬で蜂の巣だ!だから引っ込むのはアンタなの!」
「今度は本気を出して手元が狂わない保証はあるのかよ?そんなことは良いから、さっさと俺の背中から退いてくれ!」

なんかどうでもいいことで言い合いになっちまった。
つーか、異端少女ってなんだ?
魔法少女なら名前ぐらい知っているが、聞いたこと無いぞ?
彼女は俺を絶対に行
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