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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
A CAPTIVE TITANIA B
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「お、あれが今回の目的地か。なんか門番っぽいのがいるな〜。」
「いますね。ここまで捕まらずにこれた人はいなかったので、知りませんでした。」
《さて・・・どうするか・・・》
一輝は悩んだ末、とりあえず水の刃を放つことにした。
「3.2.1.発射!!」
「えっ!?」
一輝は躊躇いなく水の刃を放ち、鳴央はそんな躊躇いのなさに驚いた。
「あれ?」
「え?」
そして、二人はその体制のまま別の、今見えている光景に驚いた。その視界には・・
たった今攻撃をくらったはずの二人がそのまま立っていた。
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《これなら・・・少しは楽しめるかな?》
一輝は、この村に少しは手ごたえがあるやつがいることを喜んでいた。
「さて、相手が相応の相手なら武器を少し強いものにするか。」
と言うと、一輝は空間に穴を開け、中から日本刀と酸素ボンベ、水素ボンベ、チャッカマン、ガソリンの入った350mlのペットボトルを取り出した。
普通の武器が一個しかねえ。
ってかお前の場合ライターとチャッカマンは違いなくね?
「さて、鳴央はここにいて。ちょっと斬ってくる。」
「そんな散歩に行くような気軽さで!?」
鳴央は一輝の気軽さに驚いていたが、躊躇いがなくなった以上一輝の中には気軽さしかない。
「では、行くとしますか。」
一輝は刀を抜き、左手に火を、自分の背に水素と酸素をまとい門番たちに向かって行く。
「おらあ!!」
そのまま片方に斬りかかった。
だが門番は簡単によけた。
そしてもう片方の門番が一輝に襲い掛かる。
「よっと。へ〜。これなら、少しは楽しめる!!」
一輝は二人の実力を測り、そのまま距離をとる。
そして距離をとった一輝の前で二人の門番は姿を変える。
片方は狼男に。
もう片方は鬼へと。
「へ〜。人型の化物のギフトか!」
一輝は鬼にガソリンの槍をぶつけ、狼男に刀を向ける。
分担することに成功はしたが、どちらにも攻撃は当たらない。
ぎりぎりのところで身を引いている。
「ここまでよけられると・・・イラッと来るな。頭も痛いし。」
それは相手とは関係ない。
「じゃあ、これなら!」
そういうと一輝は刀には水素と酸素をまとわせ、ガソリンの槍には火をつけ、再び向かう。
相変わらず、先ほどまでと同じようによけるが、それでは駄目だった。
ぎりぎりのところでは、意味がない。
「鎌鼬!!」
一輝は刀の先から先ほどまとわせた空気を刃にして放ち、それが狼男に少し刺さると同時に
「ファイア!」
左手か
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