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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
箱庭の説明
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下同文。」
黒ウサギはorzのポーズをとった。
「ところで黒ウサギ、あっちのほうには大量の幻獣がいたように見えたんだけど、いいの?」
「はっ、そうでした。このままだと十六夜さんが幻獣のギフトゲームに!!」
「それは難しいの?」
「かなり。幻獣は強力なギフトを持っているものが多いので。」
「あら、じゃあ彼はもうゲームオーバー?」
「ゲーム参加前にゲームオーバー?・・・斬新?」
「そんなゲームがあったら、話題を呼びそうだな。悪い意味で。」
「冗談を言っている場合ではありません!ジン坊ちゃん。十六夜さんを捕まえてまいりますので。」
「いってらっしゃ〜い。」
一輝の間の抜けた見送りの声を背に黒ウサギは駆け出した。
「ええと・・・簡単に自己紹介を。コミュニティのリーダーをしているジン・ラッセルです。齢十一になったばかりの若輩ですがよろしくお願いします。」
「ええ、よろしく。私は久遠飛鳥よ。そこで猫を抱えてるのが」
「春日部耀」
「んで、俺は寺西一輝。早速だけど、一つ頼まれてもらっても?」
「は・・・はいかまいませんが。」
一輝はジンの了承を聞くとちょっとおかしな頼みごとを言った。
「ありがとう。じゃあ、後で俺が来るから、今から出てくるものを俺に渡しといて。」
「は・・・はい?今あなたはここにいるのに、ですか?」
「うん。よろしく。」
そう言うと一輝の体から煙が上がり・・・
今まで一輝がいたところに一枚の小さな紙が残っていた。
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