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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
箱庭の説明
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、それって何?あと、さっき写真をとっていた小さな機械も。」
それを聞いた一輝は携帯も取り出すと、
「携帯とICレコーダーのこと?」
「携帯にICレコーダーって言うのね?」
「ああ。携帯は携帯電話の略で、そのまんま携帯できる電話のこと。これは写真とか動画も取れるしメールもできる。」
「メール?」
「こんな感じで文章を打って相手に送ること。まあ、この世界では使えそうに無いけど。」
「へえ、便利なのね。ICレコーダーは?」
「これの一つ目の使い方は録音すること。何かしゃべってみて?」
と言うと一輝は録音ボタンを押し、飛鳥の前にICレコーダーを出した。
「ええっと・・・久遠飛鳥よ。これでいいの?」
「ああ、十分。」
そして一輝は音量を上げ、今録音したものを再生した。
[ええっと・・・久遠飛鳥よ。これでいいの?]
「きゃ!!」
さっき言ったことがそのままレコーダーから流れて飛鳥はとても驚いている。
その反応に満足した一輝は説明を続けた。
「二つ目は音楽を聴くことかな。」
そして一輝はG線上のアリアを再生した。
「これは・・・いい曲ね。」
「俺もお気に入りなんだ。ほかにもいろんな種類の曲があるよ。たとえば」
次はボーカロイドの曲を再生した。
「これはなんというか・・・人が歌ってる感じがしないわね・・・」
「まあ、歌ってるのは機械だからな。」
「・・・なんだか、理解しづらいわね・・・」
「普通そうだよ。」
そんな会話をしていると黒ウサギが誰かを見つけたようで声を上げる。
「ジン坊ちゃーん!新しい方々を連れてきましたよー!」
《へえ、あれがコミュニティのメンバーか。坊ちゃんってことは、結構上のほうの立場なのかな?》
そんなことを考えながらICレコーダーと携帯をポケットにしまおうとして、さっき水没しそうになったことを思い出し空間に穴を開け、そこにしまった。
「お帰り、黒ウサギ。そちらの御三方が?」
「はいな、こちらの御四人さまが・・・三方?」
黒ウサギはジンの言葉に違和感を感じ、あわてて振り返り、そのまま固まった。
「・・・あれ?もう一人いませんでしたっけ?全身から”俺問題児!!”ってオーラをはなってる殿方が?黒ウサギの錯覚ですか?」
「ああ、十六夜なら聞いてきたら世界の果てを見に行ってくるって伝えてくれって言ってあっちのほうに」
一輝は断崖絶壁があったほうを指差す。
「な、なんで止めてくれなかったのですか!?」
「別にいいかなと。」
「ならせめて、黒ウサギにその場で伝えてくれても!?」
「面倒くさかったし、飛鳥と話してたし。飛鳥と耀だったらどうしてた?」
「面倒くさいから、聞かれるまでほうちね。」
「以
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