第11話 家庭のゴミってどんな分別にすべきだろうか。燃えるゴミ?それとも燃えないゴミ?
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?」
一箇所に集めて再度転送ボタンを押す。フラッシュと共に目の前にあったガラクタが一瞬の内に姿を消す。今度はどうだろうか?
【ん? どうした銀の字。今飯食ってんだから邪魔すんじゃねぇ】
「てっめ飯食ってる暇あったら修理しろや! 折角物送ってやったんだからしっかりやれや!」
【わぁったよ、ったく……】
不満そうに源外は送られてきたガラクタを見てみる。例え異世界の技術とは言え天才からくり技師である源外ならばばらすのは容易な物だ。あれよあれよと言う間にガラクタはすぐさま屑鉄の塊となっていた。
【銀の字、聞こえるか? お目当てのパーツは見つかったぞ。だが、こいつぁさび付いてて使い物にならん。出来れば新鮮な状態でくれ】
「何だよそれ、だったらせめてどの製品か教えろよ」
【このパーツはさっきブラウン管のテレビから取り出した。テレビを適当に集めてくれれば恐らく大丈夫だろう】
「あいよっ」
ヒントは貰えた。後は源外の言う通りにテレビを片っ端から集める必要がある。三人は集められるだけのテレビをひたすらに集めまくる事となった。
ブラウン管、プラズマ型、小型、大型、形振り構わず転送出来るだけの量を持って来た。目の前にはそれこそ大量のテレビが積み上げられている。これが使えるテレビであれば嬉しいのだが、生憎こいつらは全部ゴミなので使い物にならない。
迷う事なく転送ボタンを押し込んだ。願わくば1秒でも早くこんなゴミの溜り場からさよならしたい物である。
「どうだ? 無事に転送出来たかぁ?」
【おう、迷惑掛けたなぁ。無事にパーツも見つかったし、これなら無事に修理も行えるぜ】
「早めに頼むぜぇ。ジジィの言う通り此処は俺達にとっちゃぁかなりやばい場所みたいだからよぉ」
これ以上この世界で無駄足をするのは正直辛い。早い所やるべき事を終わらせて帰りたい所である。そう考えながらも携帯の通話スイッチを切ろうとした刹那、激しい痛みが手に伝わってきた。
見れば、先ほど銀時が持っていた携帯をオレンジ色の光る刃が貫通していた。火花を撒き散らし、黒い煙をあげている。これではもう源外との通信は行えない。
「なるほどねぇ、それで仲間と通信してたって訳かぁ」
「な、銀さん!」
新八が指差して見上げる。其処は使われなくなったクレーンの上に立っていた。
オレンジ色の長い髪に犬の様な耳を生やしており、何となく露出度の高そうな衣服を纏った女性だった。
「何ですかぁお宅はぁ? 馬鹿と何とかは高いところが好きって言うけどお宅もその類ですかぁコノヤロー」
「銀ちゃん、容赦する事ないネ! 私の哲学に胸のデカイ奴に良い奴は居ないって言ってるヨ!」
「お前の哲学は信じられねぇんだが、今回は当たりみたいだな……」
銀時達が見上
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