第11話 家庭のゴミってどんな分別にすべきだろうか。燃えるゴミ?それとも燃えないゴミ?
[8/14]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
は前と何ら変わらない場所であった。
しかし、その割には目の前が妙にぼやけて見える。
「あ、あれ? 良く見えない……一体何が起こったんですか?」
「あぁ、転送装置は実在したぜ。まさか本当に転送装置があったなんてよぉ」
顔はぼやけてどんな顔をしているか分からないが、声色からして銀時が驚いていると言う事が分かる。そして、その銀時が転送装置が実在したと言う事を言っている。となれば転移が成功した事を告げている事に他ならない。
だが、問題が浮上した。転移が成功したと言うのならば一体何が転移したと言うのだろうか?
銀時は驚いた声色でそう言っている。だが、この通り新八はこの場に居る筈。では、一体何が転移したと言うのだろうか?
新八は自分の体に手を置いて確認してみた。まさか服が転送してしまったとか言うベタな落ちがないか恐る恐る触れてみる。手に伝わるのは服の布生地の感触がした。ホッとする新八。
下の方も履いていたので安心しつつ、顔に手をやる。
無い!
無いのだ。本来掛けていた筈の眼鏡が何処にもないのである。
「ぎ、銀さん……まさか、僕の眼鏡が――」
「あぁ、無事新八が転送出来た。こりゃマジで凄い代物だぜ。だが、その代償として新八が転送されちまった……すまねぇ、新八」
「新八こっちぃぃぃ! 転送されたの僕の眼鏡ぇぇぇ!」
怒号を張り上げる新八。まぁ、自分じゃなくて自分が掛けてた眼鏡を新八と言われたらそりゃ怒るのも無理ない話しでもある。
「何言ってんだよ。新八の主成分の95パーセントは眼鏡で出来てるんだよ。公式設定でも言ってるだろうが」
「言ってねぇよ! って、眼鏡が95パーセントだとしたら残りの5パーセントが僕って事?」
「馬鹿言ってるんじゃねぇよ。残りの5パーセントの内4.9パーセントはツッコミで出来てるんだよ」
「僕は埃かぁぁぁ!」
とまぁ、そんな感じで銀時と新八の激しい口論が勃発しだしていた。この通り、たまに新八も脱線してしまう事もある。なので必ずしも新八がいるから安心とはいえないのだ。
「あのぉ、早く転送してあげましょうよぉ」
「もう駄目ネ。こうなったら銀ちゃんも新八も人の話聞かないネ。しょうがない、定春〜」
神楽が定春を呼ぶ。するとそれに呼応して神楽の目の前に定春の巨大が降り立った。言う事を聞いた定春の額をなでなでした後、神楽の無情な指が目の前で暴れてる二人を指差す。
「あの馬鹿二人噛み砕くヨロシ! 遠慮なくガブガブして良いネ」
神楽の命令を受けた定春がとても嬉しそうに喧嘩し続ける銀時と新八に飛びかかってきた。
お互いしか見ていなかった二人にとっては正しく突然の奇襲であり、そしてそれに対応出来なかった二人は瞬く間に定春の口の中に放り込まれてしまったのであ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ