第11話 家庭のゴミってどんな分別にすべきだろうか。燃えるゴミ?それとも燃えないゴミ?
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等と言いながら神楽が拾ってきた雑誌を眺める銀時。とても主人公とは思えない光景でもあった。
「ちょっと銀さん。ふざけてないで真面目に探しましょうよ」
「そ、そうだったな。流石にそろそろ真面目にやんないと読者に小物とか言われそうだしな」
「わざと字を間違える辺りどうしようもないと思いますけど……とにかく、源外さんが言ってるようなのだと、多分電化製品とか家電製品辺りじゃないですか?」
流石は新八である。彼が居るお陰で脱線しかけた話を修正してくれている。この物語において彼なしでは話が進まないと言っても過言じゃない気がしてきた。
とまぁ、そんな感じで銀時達はゴミ集積所の中から適当にゴミを見繕う事になったのである。
「とりあえず、これで良いか」
銀時が持ってきたのは小型のラジカセであった。ゴミ捨て場に置かれていた為か汚れが酷く、使い物にならないのは一目瞭然の如しである。
「私はこれ持ってきたアル!」
神楽が持って来たのは電子レンジであった。神楽だったら冷蔵庫とか持って来ると連想した其処の方々。私もそう連想した時期がありました。
「僕はこれですね」
新八が持ってきたのは今や懐かしいビデオデッキである。しかもβ型と言うこれまた20代には分かり難い代物でもあった。
因みにユーノは何も持って来ていない。まぁ、フェレットだししょうがないよね。
定春は定春でゴミ捨て場で好き勝手に遊びまわっているのでこの際放って置く事にした。下手に叱って齧り殺されるよりはマシだし。
「さてと、大分集まったな」
銀時達の目の前には集めてきたゴミ+先ほど神楽が見つけたいけない雑誌が置かれていた。さて、問題はこれからである。
果たしてどうやってこれを源外の元へ届けるのか? そんな時、またしても源外から電話が届いた。
【銀の字、お前の事だからどうやってこれを届ければ良いか困ってるだろう?】
「お前はエスパーかぁ? まぁ、そんな所だ。どうすりゃ良い」
【その携帯で写真を撮る感じの操作をしろ。それが小型転送装置の起動ボタンになってる】
携帯を目の前に置き、言われた通り写真機能のボタンを押す。すると、普段から映っていた待ち受け画面が切り替わり、目の前の光景が広がりだす。
見た事はないが、これが携帯で言う写真機能なのだろう。
「切り替えたぞ。この後はどうすりゃ良いんだ?」
【普通に決定ボタンを押せば勝手に転送してくれる。試しにやってみろ】
「あいよ、そんじゃ照準を新八に合わせて……と」
「おいぃぃぃ! 僕は物じゃないぞ!」
いきなりな無理振りに切れる新八に向かい照準を向けて決定ボタンを押す。
激しいフラッシュが焚かれ、一瞬新八の視界が塞がれる。回復した視界で回りを見るが、其処
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