第11話 家庭のゴミってどんな分別にすべきだろうか。燃えるゴミ?それとも燃えないゴミ?
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りねぇんだよ。其処でお前等に何かしらパーツになりそうなゴミを集めて来て欲しいんだよ】
「お前ふざけんなよ! 俺等がそっちに今帰れないってのに何でてめぇんとこにゴミを持っていけるんだよ?」
【安心しろ。実はお前の使ってる携帯には嬢ちゃんには内緒で小型転送装置を内装しておいた。それを使えば転送が使える筈だ】
「マジかよ! それならこれ使って俺等も帰れるんじゃね?」
銀時は思った。その転送装置を使えばわざわざ源外の所にある転移装置の修復を待たずに帰れるのではないか?
だが、世の中そう上手く行く物ではなかったりするのであり……
【あぁ、残念だがそれは欠点があってなぁ。実際に転移が行えるのは総重量25kg以上の無機物しか使えないんだよ。つまりお前等人間や生き物には使えねぇんだよ】
「んだよ、ぬか喜びさせやがって」
楽出来ると思っただけに銀時は酷く落胆してしまった。この人何処までやる気がないのだろうか?
隣で見ていた新八は心底そう思っていた。が、やるしかない。そうしなければ転移装置が直らないし、そうなれば自分達は帰る事が出来なくなってしまうのだから。
***
と、そんな訳で銀時達は此処ゴミ集積所にやってきたのである。全く、とんだ休日である。
さっさと終わらせて休日をエンジョイしたいものである。
「ところで銀さん、その肝心のパーツってのはどんなのなんですか?」
ユーノが問い掛ける。電話の内容を聞いていなかった為にどんなパーツなのか聞いてなかったのだ。が、ユーノも薄々感づいてはいる。この男がそんな大事な話を聞いている筈がない……と。
「知らねぇ。ま、何でも良いだろう。適当に送りつけりゃぁさ」
「予想はしてましたけど、本当に銀さんって無計画なんですね」
今更ながら銀時の無計画さが身に染みるユーノであった。とにもかくにも、此処でならパーツに使えそうなゴミがありそうだ。何せ、回りには機械のゴミや家電製品、その他もろもろなどが所せましと収められている。
「銀ちゃん! これなんかどうアルかぁ?」
そんな中、神楽が摘むようにして持ってきたのは、一枚の雑誌であった。所々汚れているが、それでもその雑誌がどんなのかは理解出来る。其処に映っていたのはほぼ全裸の女性がうっとりした姿で映っている表紙でありタイトルには【月刊美人】と描かれていた。
早い話が18禁物である。
「あぁ、これなんかうってつけだろう。これ使えばジジィのあそこも元気になるんじゃね?」
「間違いないアル! 男は皆こういうのが大好きアルから確実にジジィのジョイスティックはそそり立つ筈アルよ」
「マジだよ。こりゃマジで完成度高ぇよこれ。これジジィに渡しちまうのか。ちょっと惜しいなぁ」
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