第11話 家庭のゴミってどんな分別にすべきだろうか。燃えるゴミ?それとも燃えないゴミ?
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めぇは以前の俺の報復がしたかっただけかよ!」
以前の報復と思われた。そりゃそうだろう。前回銀時もまたこう言ったネタを使ったのだ。それを源外がお返しにと放ってきた次第なのである。
【冗談だよ冗談。それより銀の字、ちょいと厄介な事になっちまってよぉ】
「厄介な事って何だよ? チャーシューメンのチャーシューが一枚足りなかったのか? んな事で一々騒ぐなよ。女子高生かぁコノヤロー」
【違ぇよ。要件はお前等を転移させた装置についてだ】
どうやら修理中の装置についての事らしい。まさか直ったのだろうか?
「お、もしかして直ったとかかぁ?」
【嫌、少々厄介な事になっちまってよぉ】
「厄介な事?」
またこんな時にである。嫌な予感が銀時の背後を過ぎった。源外がそんな事を言うと大概禄でもない事を押し付けられるのが常だ。今回もそうなのだろう。
【実はあの時暴走が原因みたいでなぁ。装置の内面部分の大事な部位が焼き切れちまってんだ。こうなるともう交換するっきゃねぇんだよ】
「すりゃ良いじゃねぇか。何も迷う事ぁねぇだろう?」
【そう言う訳にもいかねぇんだよ。この部位は偉く特殊でなぁ。今の俺の工房にはそのパーツがねぇんだよ】
どうやら壊れたパーツの交換を行いたいのだが肝心のパーツが何処にもないと言うらしい。買いに行きたいのだが生憎源外も面倒臭いのだろう。其処で、異世界を出歩いている銀時達に白羽の矢を立てた、と言う事らしいのだ。
「ふざけんなよ。何でもかんでも面倒毎を押し付けやがって! 俺達は何でも屋じゃねぇんだぞ」
「とんでもない事言っちゃったよ。自分の職業否定しちゃったよこの駄目人間」
読者の皆様は既にご承知の事かと思うがこの際語るとしよう。この男、坂田銀時は江戸では知る人ぞ知るが、知らない人は全然知らないと言うので有名な万事屋を営んでいるのだ。依頼と金さえ貰えば子猫の捜索から要人の護衛に至るまで何でもこなすなんでも屋なのである。
そして、先の発言から分かるとおり、この男その生き甲斐まで否定してしまう始末である。弱体化すると心まで弱体化してしまうのか?
そんな疑問をお持ちの方々は是非ご安心下さい。単に本人が面倒臭がりなだけなので。
「どうでも良いですから早く要件を聞いて下さいよ。このままだと何時まで経っても過去の回想シーンから抜け出せませんよ」
「さり気にメタ発言してんじゃねぇよ! ったく、んで……要件はなんだよ?」
このままだと更に新八がメタ発言をしそうなので早々に要件を聞く事にした。深い溜息をつき、どうせ面倒な事を押し付けられるのだろうかぁ。等と脳内で考えながら再び銀時は携帯電話に耳を傾けた。
【まぁ、そんなに難しい要件じゃねぇよ。只俺の工房じゃ残念な事にパーツが足
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