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駄目親父としっかり娘の珍道中
第11話 家庭のゴミってどんな分別にすべきだろうか。燃えるゴミ?それとも燃えないゴミ?
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いたのだ。

「臭いアルなぁ。こんな所にレディを連れてくるなてお前等の神経どうかしてるアルよ」
「自分をレディとか抜かすてめぇの神経もどうかしてると俺は思うぞ」
「んだよ天パー! お前なんかマダオと同じで今頃ゴミ捨て場で寝泊りしててもおかしくない癖によぉ」
「あんだとぉこの毒舌チャイナ。今すぐてめぇをペットボトルミサイルに括りつけて故郷に返してやろうかぁ?」
「上等だよゴラァ! そうなる前にてめぇを逆に括りつけて宇宙の粗大ゴミにしてやるよゴラァ!」

 何処でも飽きる事なく喧嘩しまくる二人。そんな二人を見て新八は大層溜息をつく羽目となった。
 何故銀時達がこうしてゴミ集積所にやってきたのかと言うと、それは今から数刻前へと遡る。




     ***




「さぁて、折角の休日だし……此処はパチンコでも行って一儲けしてくるかぁ」
「少しは主人公らしい行動を起こして下さいよ。それでもジャンプ系列の主人公ですか?」
「るせぇ! 俺はなぁ、あぁして銀色の球っころが流れていく様を見てねえと落ち着けねぇ性質なんだよ! 心の平静が保てねぇんだよ! 明鏡止水の領域に達せねぇんだよ!」
「そんな事してたら一生明鏡止水の領域に達せねぇよ! 錆びた刀で大木も切れねぇよ!」

 とまぁ、こんな感じで主人公らしいことをせずに遊びに興じようとする駄目人間を必死に止める新八。一応店の手伝いをしているのでそれなりにお金は貰っている。だが、それをこの男は全額使い果たそうと企んでいるのだ。
 これでは元の木阿弥(もくあみ)である。そう察し、新八は止めに入ったのだ。

「心配すんなよ。パチンコに行って100倍にして帰って来るからよぉ」
「そう言って何時もスカンピンになってるのは何処のどいつだぁ! 頼むから少しはジャンプの主人公らしくして下さいよぉ! 折角強敵も出てきたんですから此処は特訓して強くなろうとか、新しい技とか武器を見つけようとか、そう言う努力をして下さいよぉ!」
「えぇ? 面倒だから別に良いよ俺。それにあれだろ? こいつが集めてるそのジュエルシードってのは元々こいつの不祥事でばら撒かれちまった奴だろうが。それをあの金髪変態女(フェイト)が集めてるんだったらいっその事アイツに任せてれば良いじゃん。勝手に集めてくれるんだからこっちとしちゃ万々歳なんじゃね?」
「全然万々歳じゃねぇよ! 返って事態が悪化してんだよ!」

 最早御馴染みの光景とも言えた。そんな感じで休みの一日が無情にも過ぎ去ろうと誰もがそう思っていた正にその時であった。
 突如、銀時の懐の携帯が鳴り響く。誰かと思い相手を見ると、それは江戸に居るであろう源外からであった。

「あいよ」
【あぁ、波動件ですか? チャーシューメンお願いします】
「お
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