第11話 家庭のゴミってどんな分別にすべきだろうか。燃えるゴミ?それとも燃えないゴミ?
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とユーノは揃って溜息を漏らす次第なのであった。
「大変ですね新八さんも、銀さん達の相手をするのって結構骨が折れるでしょう?」
「もう慣れたよ。ユーノ君の方こそ慣れないからしんどいんじゃない?」
「はい、僕の場合肉体的にも辛いです。毎回銀さんに踏み潰されるし子猫の生贄とかにされるし……こんな事なら別の動物になれば良かった、と真剣に考えたりしちゃいますよ……」
話の途中でユーノの肩が下がった。相当気落ちしてしまったようだ。しかし、そんな事など今に始まった事じゃない。なので、別に気にする必要がなかったりする。
「ふぅ、流石にそろそろ眠くなっちまったぜ。さっさと寝ちまおうぜ」
「そうですね。明日は休みですし、ユーノ君のジュエルシード探しやなのはちゃんの捜索もしなきゃいけませんしね」
「ったく、折角の休みだってのに面倒な事をする羽目になっちまうなんてよぉ……ん?」
ふと、銀時は戸棚に置かれている写真立てを見た。其処には家族仲良く映っている写真が備わっていた。高町夫妻に兄妹。そして、母桃子にそっと抱き上げられている赤子が映っていた。
「ん? んだこの赤子」
「え? 赤ん坊って、確か高町家は四人家族ですよねぇ。それじゃ、この赤ん坊は一体何処に居るんですか?」
「さぁなぁ、どうせどっかで家出でもして盗んだバイクで走り出してるんじゃねぇのかぁ?」
「でも、此処に映ってる子供って恭也さんと美由紀さんですよね。この二人がこの年齢だとすると、この写真って少なくとも10年近く前になりますよ」
「10年近く前?」
銀時はその言葉に疑問を感じ、写真立てに映っている赤子を見てみた。この赤子に何処か見覚えが感じられる。まるで、以前何処かで見たような気がする。
(ま、まさかなぁ……)
確かにその赤子に見覚えがあった。だが、まさかそんな筈はない。そんな筈が絶対にない。そう、銀時は心の中に押し留めた。
あの写真に写っている赤子が、かつて、銀時が9年前に拾ったなのはだと言う事がありえない……と。
***
空にはさんさんと輝く太陽が昇り、気温も過ごしやすい位になっており絶好の休日日和である。が、そんな日だと言うのに、坂田銀時は何故か不機嫌なのであった。
「銀さん、いい加減機嫌直して下さいよ。もう頼まれたのはしょうがないじゃないですかぁ」
「バーロィ! 何が悲しくて折角の休日にこんな所に来なきゃならねぇんだよ!」
不満そうな顔を浮かべる銀時。彼が何故不満かと言うと、それは今彼が居る場所に問題があった。
回り一面に見えるは汚く積み上げられたゴミ、ごみ、GOMI!
そう、此処は海鳴市の何処かにあるゴミ集積所であった。
今、此処に銀時達万事屋ご一行+αは訪れて
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