第11話 家庭のゴミってどんな分別にすべきだろうか。燃えるゴミ?それとも燃えないゴミ?
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の感触からそう感じられる新八の前で、アルフは後方へと吹き飛ばされる。
しかし、吹き飛ばされながらも空中で体制を立て直し、地面へと着地する。
「ま、まだ立てるなんて……」
「ちっ、浅かったか!」
舌打ちしながらも、再度構えを見せる。そんな三人の前で、アルフは口から滲み出た血を地面に向けて吐いた。効き目はあったようだ。だが、完全に倒れる程の決め手にはならなかったようだ。
「な、中々やるじゃないのさ……まさか三人揃うとこんなに強くなるなんて思いもしなかったよ」
「ったりめぇだろうが。俺達は本来4人でワンセットなんだ。一人ひとりが強くても、そりゃ意味がねぇ。俺一人じゃ生きていけねぇし、こいつらも同じだ。だがなぁ、俺達が集まって力を合わせりゃ、どんな野郎が相手でも、どんなに不利な状況に立たされても、絶対に負けねぇ! それが俺達、万事屋銀ちゃんなんだよ!」
木刀を突き翳し、決まり文句を言い放つ。毎度毎度銀さんの言葉には心を突き動かされる。新八も神楽もそう感じていた。この男は普段はどうしようもない程のグータラで駄目人間なのは違いない。
だが、そんな男でも、やると決めた時や、決めるべき時には必ず決める男だ。
だからこそ、その男の回りには仲間が集まる。友が集まる。それが何時しか銀時の力となり、何時しか友の力になっていく。これこそが、江戸の侍の強さとも言えたのだ。
「さて、どうすんだ色っぽい姉ちゃん。まだやる気かぁ? 言っとくが今の俺達は全く負ける気がしないぜ」
「そうかい、だけどねぇ……私だって負ける気なんざこれっぽっちも……」
言い終わる前であった。アルフの体を突如金色のリングが取り囲み、その体を拘束しだした。その光景に銀時達は驚愕する。
「こ、これって……バインド!?」
「其処までだ! 君の負けだよ」
「お前、ユーノ!」
其処には恐らく彼がバインドを掛けたであろうユーノが居た。手を翳し、その先に魔方陣が展開されている。すっかり忘れていたが、こいつも魔法の類が使えたのであった。
只、ずっと影が薄かったのと銀時達が邪険に扱っていた為に全く忘れ去っていたのである。
「へっ、形勢逆転だな……さぁてと」
木刀を腰に納めた銀時が動けないアルフに近づく。今の彼女は手足を拘束されている状態だ。これでは殴る事も蹴る事も出来ない。そんなアルフのまん前に銀時は座り込み、視線を合わせた。
「さぁ、教えて貰おうか。俺の娘は何処に居る? さっさと吐いちまいな」
「教えると思ってるのかぃ? 例え口が裂けたって教える訳ないだろ?」
「そうかい、だったら本当に裂けて貰おうかぁ!」
そう言って、再度腰に挿していた木刀を抜き放つ。本来ならもう少し優しく問い掛ければ良いのだろうが生憎時間がない。こう
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