第11話 家庭のゴミってどんな分別にすべきだろうか。燃えるゴミ?それとも燃えないゴミ?
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です!」
三人揃って構える。三人共思いは同じだった。こんな辺境の世界で倒れる訳にはいかない。なのはの中に寄生しているジュエルシードを取り出し、元の世界に帰る。それまでが旅なのだ。家に帰って「ただいま」と言うまでが旅。昔の人は良い言葉を作った物だと、この時ばかりは誰もがそう思えた。
「三人揃えば勝てるとでも思ったのかい? 甘いんだよぉ」
「行くぞてめぇら! 侍の意地と万事屋の底力を見せてやれぇ!」
怒号と共に再度激しい戦いが展開された。まず最初に突っ込んできたのは神楽だった。上空へと飛び上がりアルフ目掛けて蹴りを放つ。
しかし、それは軽々と防がれた。威力の無い蹴りはアルフにとっては片手で防げる威力でしかない。
だが、その背後に気配を感じた。振り返れば其処には既に振りかぶり終えた銀時が居た。片手を塞がれ、更に塞がれた方目掛けて木刀を振るってきたのだ。
「ちっ!」
神楽の足を掴んでいた手を離し、咄嗟に距離を開ける。結界を張るには距離がないしそんな猶予はない。
結果として銀時の一撃は空振りに終わった。二人から離れた地面に降り立つ。
「舐めんじゃないよ! そんな程度の連携でぇぇぇ!」
怒りを顔に貼り付けたようにアルフが特攻してくる。硬く握り締めた拳が銀時目掛けて飛び込んできた。
「させるかぁ!」
その一撃を新八が割って入り止めた。三人の中で唯一弱体化していない新八だからこそ、その一撃に耐えられたのだ。
「こいつ!」
「今です! 銀さん、神楽ちゃん!」
後ろに向かい叫ぶ。それに呼応したかの様にアルフの左右に銀時と神楽の姿が現れる。二人共既に振りかぶり終わり、後は叩き付ける動作を行うだけであった。
「こ、こいつら……」
「俺達の連携を甘く見てんじゃねぇ!」
左右双方からの衝撃が飛んできた。激しい衝撃のあまり砂埃が舞い上がる。視界一杯に広がりだし一同を覆いつくした。
砂埃が晴れた際、其処に居たのは銀時と神楽の一撃を両手で防ぐアルフの姿があった。
「は……ははっ、最後の賭けも失敗に終わったみたいだねぇ」
「馬鹿言ってんじゃねぇよ」
「これの何処が最後の賭けアルか?」
攻撃を防がれたにも関わらず銀時と神楽は笑っていた。この二人はまだ諦めていない。まだ何か隠しだまを持っている。そう察したとき、それはすぐさま来た。
「うおおぉぉぉぉぉ!」
「何! ……がぁっ!」
それはまん前に居た新八だった。縦に構えていた木刀をそのまま水平に持ち直し、アルフの首目掛けて突きを放ったのだ。両手を防がれた上に攻撃が来ないと思い込んでいた彼女にとって、この一撃は完全に予想外の仕打ちであった。
「これで……どうだぁ!」
完全に決まった。手
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