妖精たちの日常 vol.2
第52話 マヤとの特訓
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シラカバの街から帰ってきてから3日後、今日はの〜んびり過ごそうかな。ミラさんに作ってもらったかき氷を食べながら考えていると、
バンッ!!と、誰かに思いっきりテーブルを叩かれた。
ユ「ひゃあっ!!」
私は驚いて悲鳴を上げて、その反動でかき氷はこぼれた。あ〜あ、まだ半分ぐらいしか食べてなかったのに・・・テーブルを叩いたのは、
マ「ユモ、特訓付き合ってっ!!」
マヤだった。
ユ「またぁっ!?」
私は立ち上がって驚嘆の声を上げる。マヤは顔の前で両手を合わせると、
マ「お願いっ!ユモの教え方、すっごくわかりやすいんだもんっ!!」
マヤったら、お世辞を言ってでも頼むのか・・・
ユ「今まで3回も特訓に付き合ったけど、一度も私に勝ったことないじゃん。」
マ「今回は絶対に勝つっ!!」
マヤのオレンジ色の瞳はナツが勝負に燃えている時の瞳と同じ色をしていた。へぇ〜、自信あるみたいだね。
ユ「わかったよ。そのかわり、後でかき氷奢ってね。」
私はテーブルの上で無残な姿になったかき氷を指差す。
マ「OK!ヤッタァーーーッ!!それじゃあレッツゴォーーーーーッ!!」
相変わらずテンション高いなぁ〜。まっ、マヤらしいからいっか。
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で、マヤに無理矢理連れて来られ、マヤの友達(動物)のワシのバーンに乗って、やって来たところは、なぜか山の頂上。
ユ「何でこんなところに来たの?」
マ「まずは競争しようと思って。」
競争?まさか、どっちが早くこの山を下りれるか・・・みたいな競争じゃないよね?
マ「さっすがユモ!よくわかったね。」
やっぱり・・・
マ「ルールは簡単。どんな方法を使ってもいいから相手より早く山を下りること。」
あれ?思ってたより簡単そう。それに、面白そうっ!!
マ「それじゃあ、位置について、よぉ〜い・・・ドンッ!!」
この合図でマヤとのくだらない競争が始まった。
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『ここからマヤ目線でいきます。』
格闘技ではいつも負けてるけど、こうゆう勝負なら絶対にユモに負けないよっ!
マ「我と契約した者よ、ここに姿を現せっ!!オオカミのクロウ!ピィーーーーーーーーーーーーッ!!」
オレンジ色の魔法陣からクロウが現れた。私はクロウの背中に飛び乗っ
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