魔法先生ネギま!
0300話
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ンジェリンさんと一緒に待っていたので、てっきり最初はエヴァンジェリンさんサイドの人かと思ったんですよ」
そのネギの言葉でふと思い出す。そう言えばあやかをあのままにしてきたな。寮に戻る前に回収していかないと。
と思った次の瞬間、ある意味お約束的にあやかがこちらへと走ってくるのが見えた。
「アクセル君、ネギ先生。ご無事ですか!?」
その速度はさすがに神楽坂には負けるものの、並のスポーツ選手よりは余程早かった。
「あやか、ここに来たって事は明石と佐々木は?」
「ええ、学園長の使いの者だと仰る方が来て引き取って行かれましたわ」
仕事の早さに関してはさすがと言うべきか。
「げ、委員長。……そっか、アクセルがここにいる以上は従者である委員長が一緒にいるのも当然か」
「何? 雪広あやか。貴様、アクセルと契約したのか?」
「へっへっへ。俺っちがコーディネートしたんでさぁ。まぁ、本契約じゃなくて仮契約ですが」
エヴァの言葉に、どこか自慢気なカモ。……こいつ、懲りてないな。
「ね、アクセル君。結局この模擬戦は僕の勝ちって事でいいのかな?」
「ま、いいんじゃないか?」
「よーし。じゃあクラス名簿にその事を書いておこうっと」
どこからともなくクラス名簿を取り出すネギ。それを見ていたエヴァとしては当然黙ってはいられない訳で。
「ふざけるな! 停電が続いてれば私が勝ったんだよ!」
「えー。だってアクセル君も僕の勝ちだって言ってるし、それに勝負に『たられば』は禁物ですよ?」
「えーいっ、余計な所にだけ口が回るな貴様は! とにかく私のプライド的にそんな真似は許さん!」
ぎゃあぎゃあと言い合いをするエヴァとネギを見て、神楽坂が茶々丸へと声を掛ける。
「ね、これって仲直りって事でいいのかな?」
「……どうなんでしょうか?」
「仲直りでいいんじゃありませんの? もっとも、あの様子ではすぐに第2戦が始まりそうではありますが」
「ちょっ、こんな状態でそんな事になったら堪ったもんじゃないわよ! ネギ、エヴァちゃん。いい加減にしなさーーいっ!」
エヴァとネギへと突っ込んでいく神楽坂を見ながら、苦笑を浮かべる俺達だった。
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