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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter11「非日常からの誘い」
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の世界での戦闘経験を生かし民間協力者として六課前線部隊の自由戦力となり新人達に戦闘訓練を施している……って言うのがここにある書かれてる事だけど?」
「大むね合っとるよ。あと付け加えるなら、料理が物凄く上手いという事と、昨日正式に決まった階級かな?」
「階級?」
「クロノ君がわざわざ連絡入れてくれて付けた階級なんやけど、正式名『提督直轄特務エージェント』っていうモノなんよ」
それは昨日の事だった。はやてはクロノからルドガーに階級を付ける事を急遽聞かされた。万が一地上本部から査察が入ればルドガーの存在は六課にとって指を指されてもおかしくはない。その予防策としてクロノがルドガーに与えた階級というのが提督直轄特殊エージェントという階級だった。提督という立場の人間がルドガーの存在を認めているとなると地上本部といえどおおっぴらに文句は言えない。
「ルドガー本人はそないな階級いらへんって言うてたけど、とりあえずその辺の事情を説明して納得はしてもらうたわ。まっ大層な階級が付きはしたけど名前だけやし、やる事は変わらないんやけど」
「確か彼、魔法が使えないのよね?」
「そうや。せやけど魔法無しでリミッター付きのシグナムに黒星付けたんやで?単純な戦闘力と戦闘センスは間違いなく管理局でルドガーに適う相手はおらへんよ」
「そこまで凄いのね、彼……教会に勧誘したいところだけど、もし彼にその気がないなら無理強いはできないわね」
シグナムが怯んでいるところにルドガーが双銃を向けて勝利を収めている場面を見てカリムは感嘆の声を漏らしていた。
「どうやらカリムもルドガーの事気に入ったみたいやな」
「そうね……まぁはやて程じゃないと思うわよ?」
「 へ?」
さっきまで真面目な表情を見せていたカリムが、意味りげな一言を口にすると同時にとても良い笑顔をしたお姉さんの顔になった。そして彼女は鳩が豆鉄砲を食らった表情をしているはやてに爆弾を投下する。
「好きなんでしょ?クルスニクさんの事?」
「ぶっ!!?」
思わぬカリムの発言ではやてはこらえきれなかったのか盛大に吹いてしまった。
近くにあったナプキンで口周りを拭きカリムを睨む。
「な、な、突然何言いだすんよカリム!?真面目な話をするんやなかったんか!?」
思いっきり狼狽しながらカリムに叫ぶはやて。カリムにはそれが面白かったのか珍しく口を抑え、顔を伏せてまで笑っている。
「ご、ごめんなさい……わ、私こんな時…ふっふっ…どんな顔をすればいいかわからなくて……くっくっ……!!」
「…今の私やったらカリムに本気で説教できそうや」
カリムが笑っているのを見て狼狽していたはやてはすっかり元に戻り無表情でカリムにそう言っていた。この時はやてはカリ
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