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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter11「非日常からの誘い」
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ったのはシャーリーに修復を頼んでいたあのルドガーの金色の懐中時計だった。
破損していた頃の面影はなく完全に破壊される以前の姿に戻っていた。
「はい!材質もミッドにもある物でしたので、修復にはそんなに手間はかかりませんでした」
「ありがとうシャーリー。手間をかけたよ」
「いえいえ♪」
「ルドガーさん、その時計がシャーリーさんに修理を頼んでいた物なんですか?」
「ああ、そうだよティアナ。俺の…大切な物なんだよ」
「うわぁ!綺麗な金色だぁ!ちょっと触ってもいいですか!?」
「スバル……アンタ本当遠慮ないわよね」
「エヘヘへ…」
「わかった。ほら--」
スバルに渡す為、左手のひらに包み事載せている懐中時計を右手で掴んだその時だった。
ルドガーが触れた一瞬ではあるが懐中時計が輝きを放った。
「っ!?」
「キュク!?」
「えっ!?今光った!?」
目の前でその懐中時計の変化を間近で見ていたスバルは驚きの声を上げる。
幸いアングルの関係でそれを見たのはルドガー以外でスバルとフリードだけだった。
「どうしたスバル?」
「えっ?今ルドガーさん見ませんでした?」
「何がだよ?」
「その時計…今光りましたよね?」
「いや?別に光らなかったが?」
何食わぬ顔で懐中時計が輝きを見せた事を隠した事でスバルは確かに光ったんだけどと言っているが、最終的にはティアナに何寝ぼけてるのよと言われ、見間違いだと判断したようだった。
(今の輝き……やっぱり時計に……)
何よりその証拠についさっきまでなかった感覚が身体にできた事をルドガーは感じていた。
この懐かしくて否定してもどうしようもなく欲してしまう感覚……ルドガーは再び自分が『力』を手にした事をはっきりと感じていた。
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ミッドチルダ北部ベルカ聖王教会大聖堂。今回聖王教会にはやては六課後見人の1人である
『カリム・グラシア』と会う為この地を訪れていた。
「カリム、久しぶりや」
管理局員である事を隠す為に見に付けていたフード付きマントを脱ぎ目の前にいる金色の長髪で淑やかな雰囲気を纏っている女性に挨拶をし、女性もそれに応じる。
「ええはやて。お久しぶりね」
「ごめんなぁ、すっかりご無沙汰してもうて」
「気にしないで。部隊の方は順調みたいね」
「これもカリムのお陰様や」
2人はカリムの執務室の中にあるテーブルの前に座り、カリムの側近のシスターでもあるシャッハが用意してくれた紅茶と茶菓子を口にしながら、お互いの調子を確かめている。
「で、今日はただお茶飲み会をする為に私を呼んだ訳やないんやろ?」
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