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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter11「非日常からの誘い」
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その行いでますますスバルの表情がイタズラめいたものへ変化する。

「(だってー訓練校でティアって全然男の子に興味なかったじゃん!けど今はルドガーさんと良く)」

「(あー!!もう何でアンタは直ぐそっち方面に持っていきたがるのよこのバカスバル!)」

念話を送りながら人を、チェリーズパイクをも殺せそうな目付きでスバルを睨むティアナ。

「ひぃ!!」

「ん?どうした、スバル?」

「えっーとそのティアが「何でもないですよー♪ねぇスバルぅ?」う、うん!」

「そ、そうか?」

特に疑問を持たせる事なくルドガーの注意をスバルから移す事に成功するティアナ。
この立ち回り流石だ。

「(アンタ……次どうでもいい事を話したら……わかってるわよね?)」

「(は、はい!ごめんなさ〜い!!)」

念話の声とは想像すらつかない真逆の笑顔を見せるティアナにスバルはこれ以上今ティアナをからかったらどんな仕返しを受けるかわからないので、ここらで止める事にした。
何事も引き際が大事だ。スバルを黙らせたティアナは内心ルドガーについて考える。

(あの人は……ルドガーさんは私にとって唯の教官よ。それ以上でもそれ以下でもない……唯それだけよ……)

そう。今のティアナにとってのルドガーは唯の教官だ。自分と同じ武装を使うルドガーは、彼女が欲しくて欲しくてたまらないほどの銃技を彼は体現している。ティアナはその力が欲しい。
誰も傷付けさせない為に……そして兄の意志を継ぐ為にも……だがティアナはまだ気付かない。
いや気付けないのだ。


圧倒的な力を持つ者の心構えを……強者に何よりも必要なモノを……彼女はまだ気付けない。



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「これが私達の新デバイス……」

スバルとティアナは自分達の新デバイス『マッハキャリバー』と『クロスミラージュ』をそれぞれ宙に浮いている姿を目新しそうに眺めている。

「そうでーす♪設計主任は私、シャリオ・フィニーノ!そして全面協力してくれたのはなんと!なのはさん、フェイトさん、レイジングハートさんにリイン曹長ですよ」

その反面エリオとキャロは自分達のデバイスに外見上ほとんど変化がない為、2人ほど驚いた表情をしてはいなかった。

「僕達のデバイスは特に変化はないみたいですね……」

「うん。そうなのかな……」

「それがそうでもないらしいぞ?」

そのエリオの言葉を否定したのはルドガーだった。そしてルドガーのセリフを待っていたかと言わんばかりにリインとシャーリーがストラーダとケリュケイオンの解説を始める。

「変化がないのは外見だけですよ」

宙を飛びルドガーの頭に座りながら解説を続ける。

「2人はち
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