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少年は魔人になるようです
第23話 序盤でラスボスが出てくるようです
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・・・この人達には危機感と言うモノが無いのでしょうか?

公園にでもいる様な雰囲気です。

『黒菩薩』、確かノワールと言いましたっけ?ではなく、後ろから魔族が!!


パチンッ


少女が指を鳴らしたかと思うと、魔族が八つ裂きになりました。

これも魔法の一種なんでしょうか?!


「・・・・ママに近づいていいのは、パパだけなの・・・・・・!!」

「そうね。私に迫っていい男はシュウだk――あ、いえ。――コホン。

そろそろ真面目に行きましょう、アリア。『魔合聖纏』≪暗逆併明(ダークルーチェディトロマール)≫!」

「・・・『天合獣纏』≪翼獣霊王(リッシュクーニッヒフリーデン)≫」


どの様な技か分かりませんが、ノワール殿は黒と白の天使の姿に変わり、

少女・・いえ、アリア殿は13,4歳程まで成長し、ピンと立った犬耳と尻尾が生え、

獣を模した軽鎧を纏い、蒼い炎で出来た狼を四匹侍らせています。


「さて、さっさと片づけちゃいましょうか。」

「・・・パパの邪魔をするなら・・・、許さない。」

言うやいなや、二人は姿を消し――消えた様な速さで敵を次々屠って行きます。


『皆殺しアーカード』、『黒菩薩』。

魔法世界で知らぬ者のいない犯罪者が、人助けをしています。

『悪』ならば、そんな事はしない筈です。

しかし、この二人(三人?)が犯罪者である以上、『正義』である筈がありません。

ですが彼らは『紅き翼』の一員、『正義』の象徴たる英雄。

『正義』であり『悪』でもある、犯罪者で英雄。


彼らを見ていると、今まで信じて来たものが壊れていく気がします。

誰か、教えてください。『正義』と『悪』って、何でしょうか?


Side out




Side 愁磨


連合軍のフォローをノワールとアリアに任せた俺だったが、ぶっちゃけ心配でならない。

幾らリバースドールに能力ブースト効果を付けてクローナシンボルに復元能力を付加した上で

雑魚悪魔共と戦うと言っても、それでも1/100000000%くらいは掠り傷がつく可能性がある訳で。


「愁磨、流石にそれだけやれば、

お釣りが値段の数倍還って来ますから大丈夫です。それより―――」


うむ、心を読まれたのはスルーしておこう。


「やあ、『紅き翼』の諸君。また会ったね。」


入口から100m程の所には、原作通りフェイト・アーウェルンクス、デュナミス、

仮契約(?)三人衆が待ち構えていた。


「この半年で、僕達は随分数を減らされてしまった。ここで終わりにしよう。」

「ハッハッハ、フェイト君。5対6、しか
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