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少年は魔人になるようです
第23話 序盤でラスボスが出てくるようです
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り少し強く抱き締めてくれる。


「フフ、それって死亡フラグなんじゃないのかしら?」

「ああ、しまった。じゃあ、もっと立てとくかな。

……俺、帰って来たらアリカと結婚するんだ。」

「そう言えば、まだ式を挙げてないわね。」

「なぁ、ノワール。俺……いや、何でも無い。明日帰って来たら、話すよ。」

「それ、私にも影響があるのだけれど……?」

「貴方を殺して、涼宮○ルヒの出方を見る。」

「私にそんな知り合いはいないわね。」

「俺は、もう一人じゃない!……もう、何も怖くない!!」

「いつの間に契約したの?!あ、でも、シュウなら魔法少女似合うわね……。」

「……………こ、ここは俺に任せて先に行け!!」

「それ、実戦じゃないとダメじゃないかしら?」

「僕のLP(ライフポイント)は君の丁度百倍。これを君は逆転できると言うのかい?」

「状況が分からないと、自分が100で敵が1って言う事も有り得るわよね。」

「こ、これは…、そうか!!早く金田一さんに知らせないと!!」

「なんの事件に巻き込まれたのかしら?」

「これでお前のモンスターは全て攻撃終了。

ポイズンバタフライの効果で、お前のライフは0だひゃーひゃっひゃっひゃ。

やったー! 俺の勝ちだー!」

「何を勘違いしているのかしら……?ねぇ、シュウ……。」

「ん、ああ……。ごめん……。」


そう言って、シュウは笑う。いつもの様に笑う。


ギュッ
「の、ノワール……?」


ちょっと背伸びして、無理矢理シュウの頭を抱き締める。

察して、直ぐに座ってくれた。


「…あなたと、何年一緒に居ると思ってるの……?

無理しなくても良いのよ。」

「……ああ、やっぱりバレるか。……正直言うとさ、すっげー怖いよ。

いつもは『答えを出す者』で未来が分かるし、

いざとなれば『ラケシスの天秤』使えたのにさ、全く効かねえんだもんな。

元々は何の力も持ってなかった一般人で、そんなの分からなかったし、

運命を変えるなんて出来なかったくせにな。

力を手に入れて、それが使えないからって不安になるんだぜ………カッコわりぃ。」

「……その格好悪い人に、私達は助けられてるのよ。だから、自信を持って。」

「ありがとう、ノワール………。」


―――5分くらい経つと寒くなって来て、どちらともなく離れる。


「さ、寝るか!!」


・・・・しかし、私にはまだやっていない事があった。


「……あ、あのね、シュウ。これ……。」


そう言って、シュウに箱を渡す。


「え?あの、なに、これ?」

「その……、不安になっ
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