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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter10「クラナガンでの二人」
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し、本当ハイスペックやな)

からかったり馬鹿を一緒にしたりしているが、はやてはルドガーの有能さを言葉にあまり出さないが認めてはいた。

(もうあれか?ルドガーは神様が往き遅れそうな私を哀れんで送ってくれたんか?アホー!!私はまだピッチピッチの19歳やで!?往き遅れとかまだ決めるんは早いわー!!)

などと一人で心の中で葛藤を開始。誰も往き遅れとは行っていないのにもかかわらずその発想に至ったのは彼女が少なからずそれを自覚している証拠。冷静になったらその事に気付き肩を落とす事になるだろう。

「あの〜」

「 ? 」

考える事に更けてると声を掛けられそちらを見る。キャスケットを被りメガネをかけた女性が通路側の席の前に立っていた。

「失礼ですけども、機動六課部隊長の八神はやて二等陸佐…ですよね?」

「はい、そうですけども」

名を告げた今さらではあるが、この女性がとても面倒な相手だという事を何となく感じ始める。

「やっぱり!」

女性ははやてだと知ると歓迎のあまり声を上げてしまい他の客が2人に集中してしまうが、女性はお構い無しに話しを続けバックからある雑誌を取り出してそれを見せる。

「私は週刊クラナガンの専任記者をやってまして、今ちまたで話題になっている機動六課について八神二佐に色々お伺いしたいんですよ!」

予想が見事にドンピシャで苦笑いしてしまう。思っていた以上に六課の知名度が高い事を知れたのはいいが、貴重なオフ日でごちゃごちゃと質問攻めには正直あいたくはないがこの手の相手はそう易々と引き下がる事はない上非常に面倒だ。

「あっ!来週号で載せる写真も撮らせていただいてもいいですか?」

「あーえっと、すみません、私は今日オフなので取材等に関しては今はお断りという事で」

「そこをどうか!」

「あの、ですから…」

「無理を承知でお願いします!」

頭を下げ尚も頼みこむ女性記者に内心困ってしまう。このまま頼み困れたら親切心で自分が折れてしまうのは明白だ。誰かに救いを求めているその時だった。

「雑誌記者っていうのは取材相手を困らせるのが仕事なのか?」

「……え?」

いつの間にか女性記者の背後には用事を済ませて戻ってきたルドガーが少し厳しい表情で立っていた。女性記者はその視線に居心地の悪さを感じたのか狼狽えた様子でルドガーと話し始める。

「あ、あの…あなたは?」

「質問したのはこっちだ」

「うっ……すみません……」

女性記者は自分に非があった事を認めルドガーに頭を下げ、少し前にはやてに話した内容をルドガーにも話した。

「アンタの言いたい事はわかった……確かに今話題の人間が目の前に偶然いたらそりゃ記者ならインタビューしたくなる
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