外伝エピソード01
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――JS事件解決後から数日後。
事件に関わった主要人物達は一時の休息を取っていた。
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「あれや。ナンバーズの子の身体調査をしたけど、スカリエッティって変態か?」
八神はやてが、言った。
「全員女性ですからね。何を考えていたのかはわかりませんが……、唯一男の子だと思っていた子もやっぱり女の子でしたね。彼女自体は性別をあまり重要視していない様子でしたので、秘密にしておこうかと思います。そのほうが面白そうですし」
「なんやそれ、カリム……。面白そうやな。採用……!」
戦闘機人は捕まった後、精密検査と身体調査、それに加えて身体の整備を受けていた。
犯罪者とはいえ、更正プログラムを受けていずれ一般社会に戻るのだ。
検査理由として戦闘機人は将来的に管理局のお抱えとなるのも大きな理由と言える。
「盗み聞き、と言うか。俺が少し席を外している隙になんつーことを……」
「げぇ、ミウラっち!」
聖王教会の一室。カリム・グラシアが普段使用している部屋でミウラ・ケイタ、八神はやては事件後の後始末である戦闘機人の今後について話し合っていたのだ。
「驚くなよ。わざとらしい。しかし、ゲンヤさんが戦闘機人の保護責任者として何人か引き取ってくれると申し出てくれたのは少し驚いたな。まあ、ゲンヤさんは娘が増えると喜んでたけど……。後は、カリムが引き取るってなあ。今の聞いて不安だ」
「まあまあ、聖王教会にも色々とありますので。彼女たちも望んでいるので。望まれて断る事はしませんよ。聖王教会ですから」
「迷える仔羊を引き取るって、教会らしい理由だが……。正しく教育できるのか?」
「できますよ。シスターシャッハも、訓練相手が増えると喜んでましたから」
戦闘機人達はカリム・グラシアと、ゲンヤ・ナカジマに会った時に言葉を交わしている。
その時の話で、早く自由になりたければ協力しろとカリム・グラシアにほのめかされたのをミウラ・ケイタは知らない。
また、ゲンヤ・ナカジマは既に2人の戦闘機人の娘がおり、ナンバーズの扱いを心得ていた。
ナンバーズに取って、ゲンヤ・ナカジマが父親的存在になるまで時間はかからなかった。
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盛大な勘違いがある。
八神はやては久しぶりにユーノ・スクライアと話していた。
戦闘機人、ナンバーズの中でも情報処理能力が高い人物を時空管理局の無限書庫へ斡旋するためだ。
「――という訳で、ユーノ君には聖王のゆりかごの資料をまとめてもらって後日提出な」
「わかったよ。事件で聞かれた聖王のゆりかごの危険性について纏めて送るよ。次元空間への攻撃は可能らしかったけど、確認する方法がないから過去にそれを示唆するような資料がないか探してみるね」
「助かるわ。それで、今回の事件で捕まった戦闘機人の娘らの
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