第四幕その二
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シーの大地を。
「このルーシーの大地は。全て私達のものだ」
「そうですね。ここは私達の国です」
夫の今の言葉に頷く。それを今思い出す。
「ですから。何があろうとも」
「敗れるわけにはいかないのだ」
彼等はそう言葉を交えさせる。そこにスクーラとエローシカがやって来た。彼等はこの日も朝まで飲んでいた。ここに来たのは酔い覚ましであった。
「イーゴリ公も敗れて」
「捕虜になった」
歌いながら肩を抱き合い歩いている。完全な酔っ払いであった。
「英雄もこうなれば惨めなものだよな」
「ハーンは軍勢を集結させてこっちに来る」
「しかしこっちは西の敵の力を借りて」
「それを撃退する」
ガリツキーの考えであった。
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