魔法先生ネギま!
0298話
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」
「……やっぱり、アクセル君はエヴァンジェリンさんと繋がってたんだね」
エヴァの方をチラリとみてから、こちらへと視線を向けてくるネギ。その様子をエヴァはどこか面白そうに眺めている。
「何でそう思う?」
「エヴァンジェリンさんのお見舞いに行った時、自分の血は魔力量が多すぎて劇薬に近いから通常の時ならともかく病気で弱っているエヴァンジェリンさんには飲ませられないって言ってたじゃないか」
「……」
無言であの時の事を思い出すと、確かにそう漏らしてしまっている。しくじったな。
「あの話を信じるのなら、アクセル君はエヴァンジェリンさんが吸血鬼だと知っていて血を飲ませた経験があるって事だよね?」
「……まぁ、血を飲ませた事があるのは否定しない」
「つまり、アクセル君が僕に対して協力するとかなんとかいうのもエヴァンジェリンさんが仕掛けてきた作戦の1つだった」
微妙に違うが、事実だけを並べればそう見えない事も無い……のか?
内心で俺が考え込んでいると、俺をフォローするつもりなのか単に俺達のやり取りに飽きたのか、エヴァが口を開く。
「ぼーや、アクセルはあくまでも傍観者で、今日の相手は私だ。私との戦いに手を出させないというのは闇の福音の名において約束しよう。……満月の前で悪いが、今夜で決着を付けてぼーやの血を存分に吸わせて貰うぞ」
「分かりました、取りあえずアクセル君の事は置いておきます。そしてエヴァンジェリンさんとの勝負は受けて立たせて貰います。そして今日は僕が勝って悪い事をするのはやめて貰います!」
「ふっ、良く言ったな。……行け!」
指をパチリと鳴らすと、その合図に合わせるようにして茶々丸以外の4人がネギの側へと降り立つ。
「クラスの皆を使うなんて卑怯ですよ!」
その4人に囲まれつつもネギがそう叫ぶが、エヴァは口元に嘲笑を浮かべつつ口を開く。
「今更何を言う? 私は悪の魔法使いだって言った筈だろう? やれ、我が下僕達よ」
エヴァのその声と共に、ネギに襲い掛かる……というよりも、服を脱がせて武装を解除させていく大河内達。
と言うか、何でネギは銃らしきものとかあんなに大量に持っているんだろうな。
「エヴァンジェリンさん、卑怯ですわよ! 正々堂々とネギ先生と戦って差し上げてはどうですか!」
俺の隣でそんなネギを見ながらあやかが非難の声を上げているが、エヴァはネギに向けていたのと同じような嘲笑を浮かべながら口を開く。
「雪広あやか。搦め手が有効な相手に、何故わざわざ正面からぶつからないといけないのだ?」
「まぁ、確かに」
思わず同意の声を漏らす俺。
「アクセル君!?」
あやかが驚きの表情で俺の方へと視線を向ける。その視線には珍しい事にど
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