暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
幻想御手
Trick17_だったら"檻"に入っていただきますか
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たので直撃だけは避けられた。

一瞬意識が飛びそうになったがどうにか持ちこたえる。

そして腕を掴まえてる高千穂の手首に攻撃を仕掛ける。

これも自動操縦な反射神経で信乃を離して簡単に避けらた。

しかし、手を放させることが目的のため自由になった。

その体勢から

「これが最後の手だ!!」

空中にいなから連続で足を振った。

上体を後ろに引いて蹴りを避けようと高千穂は"考えた"のだが、信乃の足からは
"牙"が放たれた。

「な!?」

信乃は連続での"牙"を出し続ける。



Trick - Falco Fang × 30 -



先程も出した威力が弱い"牙"。しかし、高速で連続で出すことで当てることを
目的にした攻撃。

30発を打ってようやく信乃は着地した。

そして30連撃でできた高千穂との距離を一気に駆け抜ける。

高千穂の1メートル手前、そこで急停止をし、足を全力で振る。



Trick - Bloody fang Ride fall "Leviathan" -



 今までで一番大きな"牙"。
 停止状態から瞬時に最高速度、そして瞬時に停止状態にし、
 エネルギーの 0 - 100 - 0 にする"キレ"から生まれる慣性エネルギーを
 全て込めた一撃。


合計で31発の牙が高千穂を襲い、再び土煙が上がった。

(こういう場合、相手は生きてるってのが相場だよな・・)

信乃は戦いが終わってないはずだと、気を引き締めた。

次の瞬間

「ぐぁっ!」

「!」

叫び声と共に土煙から拳が出てきた。
連続攻撃の疲労で足の反応が遅れて信乃は顔に直撃した。

2メートル吹き飛ばされたがすぐに体勢を整えた。


ボクシングで構える高千穂。あれだけの攻撃で傷一つ付いていない。

逆に信乃は顔面を腫らして、攻撃で足にきたのか少しふらついた。

「ト・・ハァハァ・トレビアン・・ハァハ・本当に面白いぜ・・ハァハァ・・
 後ろに反らそう・・ハァハ・・と・・考えたその予想を上回って・・ァ・・ハ・
 本気でやられたと思ったぜ・・」

「"考えて"も"思って"もあんたには無意味だ。なんせ自動なんだからな」

「その・・通りだ!」

無傷だが、今の攻撃に相当の冷や汗と急激な回避をさせられたために高千穂は
肩を大きく上下させて息をしていた。


(今のA・Tは攻撃力重視。速度はさっきの攻撃が限界だ。あの分身で背後からの
 攻撃も止められた。つまり、速度でも不意打ちでもあいつには通用しない)

信乃は高千穂が攻めてこないうちに作戦を練ったが、いい答えがでない。
どうしても、"アレ"以外の方法が思い
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