第13話 卒業式と修業先
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途中、ネカネ従姉さんとアーニャが、ネギ兄さんの卒業証書を見て大声を挙げているのを見かける。
ちなみに卒業証書に書かれている修行を完遂して初めて、この卒業証書は卒業証書として成立する。
つまり修行を終えない間は卒業証書には成り得ず、言わば仮免扱いだ。
そういえば、ネギ兄さんが「日本で先生」をすることで2人が一騒ぎするんだっけか。
まぁ、日本に来て欲しくはないが、来ても会うこともないだろう、多分。
あるとしたら修学旅行先の京都か。
詠春派へのクーデターにちょうど良いタイミングになるからなぁ。もしかすると敵同士として会うのかな。
まぁ、今は関係ないのでスルーして校長室へ向かう。
途中歩いている祖父さんと一緒になったので、連れだって校長室に入る。
来客用のソファーに座り、最後の挨拶を使用としたら、ノックもせずにドアが開き、ネカネ従姉さんとアーニャが入り込んで来た。
「「校長、「先生」ってどーゆーことですか!」」
よく見ると2人の後ろについてネギ兄さんも入って来た。
「ほう、「先生」か………」
とか、校長が話し、「立派な魔法使い(マギステル・マギ)」になるには、がんばって修行を終えなければいかんとか話してる。
つーか、オレが先に話してるんだけど、割り込んで話すってどうよ?
2分も時間をもらえれば出て行くだからそれぐらい待てよ! とか思うのはオレの心が狭いのか?
しかも祖父さんもわかってて、こっちを気にせず2人の相手をし続けてるし。
まぁ、いい。そう言うことならこっちにも考えがある。
「10歳で先生なんか無理です」
「ふむ。安心せい、修業先の学『ネカネ従姉さん、勘違いしてますよ』園、なに?」
祖父さんの返事に割り込んで話す。
「日本では10歳で先生には成れません。ていうか、成れるわけ無いですよ。落ち着いてください」
「「「え?」」」
「良いですか。落ち着いて考えればわかると思いますが、日本では先生になるには「教員資格」が必要です」
「大丈夫じゃ。そこはほれ。ワシの友人が学『「つまり、今すぐ10歳で先生をしようとするなら「教員資格」を持っていることにしなければならず、これは当然「公文書偽造」になります。しかも』園長が………」
「「「しかも?」」」
「当然そんなことをするなら魔法を使ってどうにかしなければならず、「重度の魔法犯罪」になります。端的に言ってオコジョ刑は間違いないですね。まぁ「マギステル・マギ」を目指す人間が取る手段じゃありません。それにそんな方法で修行を終えた人間が胸を張って修行を終えたと他の人に言えますか?」
「じゃあ、どうすれば良いって言うのよ!」
「どうすればって、当たり前のこと
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