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緋弾のアリアAA “照準貫通のラピッドショット”を持つ転生者
プロローグ3 イ・ウー
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両親が死んで今日で5日がたった。両親が死んで天涯孤独になった俺は火野家で預かられることになった。俺はおばさんが作った飯を黙々と食べていた。
「八雲君、ご飯たくさんあるからたくさん食べてね」
「…大丈夫ですおばさん、もうお腹いっぱいですから」
俺はそういって自分の部屋に帰った。おばさんもおじさん、ライカは心配そうにこっちを見てくる。俺はそれがつらかった。自分が哀れに思えてきた。
「…なんで死んだんだよ。2人共…」
俺は部屋のドアに背中を付けながら、床に座って自分以外誰も居ない部屋に言った。同僚の如月さんの話によると、2人共ヤクザの調査に行っているときに何かヘマをやらかして殺されたらしい。俺は家から持ってきた“照準貫通のラピッドショットに目をやった。
「これが呪われた武器を持つ一族にはふさわしい末路か」
俺がそう自嘲気味にそういうとある事を思い出し机の中からある一枚の紙切れをだした。
「今日の夜12時前に台場海岸まで来いか」
俺はシャーロックから貰った一枚の紙を見ながら急いで準備をして、ラピッドショットをケースの中に入れ、おじさん達に書き置きを残して火野家をでた。走って行けば三十分で着く距離なので走って行った。
海岸に行くとシャーロックが立っていた。
「そろそろ来る頃だと推理してたよ」
「あんたが迎えか。てっきり他の奴が来ると思ってたよ」
俺が皮肉たっぷりに言うと、シャーロックは微笑みながら、言葉を返してきた。
「他の者は今個人の用事でイ・ウーに居なくてね。僕が君を迎えに来たんだよ」
「そうか、それと一つ質問を良いか?」
「何かな?」
「イ・ウーは俺に力を与えてくれるのか?」
「もちろんだとも!イ・ウーはもともと自分達の技術を互いに教えあい高見に登り上がる場所なのだから」
「そうか。それなら早く行こう。車は無いみたいだが、どうやって行くんだ?」
俺が周りを見ても車は無く、シャーロックは俺を連れて少し歩くと、海に小さな潜水艇が浮かんでいた。
「これは『オルクス』。ある中国人が魚雷から改造した物でね、2人乗りだから君が後ろで僕が前だ」
シャーロック言われるまま俺はオルクスに乗り、シャーロックが乗ってドアが閉まり、オルクスは動き始めた。
「イ・ウーの本部は孤島にあるのか?」
「それは着いてからのお楽しみだ。子供は寝る時間だしもう寝なさい」
シャーロックの言葉に警戒心を解いて俺は眠りについた。
俺は何時間位寝たのだろうか。目をこすりながら開けると、
「ちょうど良かった。イ・ウーに着いたから今から起こそうと思ったんだよ」
先にオルクスから出ていたシャーロックは手を差し伸べながら言って来た。俺は手を取り、オル
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