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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
Chapter-2 Second Story~sorrowful and graceful……that occurrence~
number-16 She one's deterination
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た。では、自分は……?
そう考えていると、心の内に何かふつふつと沸き立つものがあった。これが嫉妬なのだろうか。恭也は、自分よりも年下の奴に嫉妬しているのか。
「おい、行くぞ」
「ああ」
なのはとの話を途中で斬って先を行く恭也の後ろをついていく燐夜。
そして、二人がこれから何をするか気になってしょうがないなのは。そんななのはは、燐夜の後ろから二人の後をついていった。
向かう先には、高町家にある道場。
中へ入ると剣道場で見るようなものが所々に置いてあり、この中にいる者の意識が自然と引き締められる。
いつもは気怠そうにして心なしか背中が曲がっていた燐夜も、背筋を伸ばしていた。やはり燐夜も武術を嗜む身、きちんとするべきところはきちんとやっていた。
「そこに並んでいる様々な種類の武器の中から選ぶといい。そちらに並んでいる防具もつけてもいいぞ」
あからさまに上からものを言う恭也の性格は5年前と全く変わっておらず、怒りは覚えなかったが、呆れた。
まだ、そんなに過去のことを根に持っている恭也の心の小ささに燐夜は声を荒げて笑ってやりたいが、またそんなことをしてあいつが切れるのが目に見えている。それもまた面白くはあるが、情に流されたあいつではなく、冷静沈着なあいつと戦ってみたいという気持ちの方が、燐夜の心の中で勝っていた。
心が高ぶるのを直接感じながら、壁際にずらっと並んでいる様々な種類の武器に目を向けた。だが、燐夜はその中で悩むことなく真っ直ぐにその武器のもとへ向かい、手に取った。
その武器の見た目は、一言でいえば長い、だ。
日本刀の形を模したその木刀は、打ち合うには向いておらず、どちらかと言えば一撃で相手をのしていく。そう言うものだ。
長さは燐夜の二倍はあるだろうか。今の燐夜の身長は、小学5年生にしては高めの155センチ前後である。
「お前、それにするのか? だったら俺も、ずいぶんと馬鹿にされたな」
憤慨したような恭也の言い草に、燐夜は今度こそ怒りを覚えた。
自由に選べと言ったのはそっちではないか。そう言っているからこっちは、自由に選んだんだ。それなのに、あいつはケチ付けやがった。
そう燐夜は思った。恭也は、もとよりそのつもりで言ったらしい。そんな意味があいつの態度から見て取れる。
武器を選んだ燐夜は、道場の後ろ側の方に立った。恭也は、真ん中あたりに立っている。
恭也は、四方どちらにでも行けるが、燐夜は、5歩下がれば壁にぶつかる。位置取りを間違えたのか。それとも何かしらの意図があってその場にいるのか。
恭也には、図り切れなかった。
「…………おい」
「なんだ」
向かい合う二人。
空気が張り詰め始めた中、燐夜が恭也
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