第10話 人は守るものがあってこそ強くなるもの
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ぁぁぁぁぁ! ユーノくぅぅぅぅぅぅん!」
瀕死のユーノを抱えて絶叫する新八。最悪の場面であった。真面目なキャラであるユーノが死んだら、もうこの作品で今の所まともなキャラが自分しか居なくなってしまう。そんなのは嫌だ! そう思える新八であった。
「新八、どうしたアルかぁ? ユーノのRIGも真っ黒アルかぁ? ピーって音鳴ってるアルかぁ?」
「いい加減デ○ドスペ○スネタから離れろぉぉぉ! 本当は背中にRIGなんかついてないから! ピーなんて音も鳴ってないからぁ!」
「何を今更言ってるアルかぁ! もう此処まできたらいっその事私達全員宇宙デビューするべきアル! 石村に行ってエイリアン狩りするべきアルよぉ!」
「止めろぉぉぉ! あれだって本当は余りにグロ過ぎて一部の国じゃ発売禁止になってるから! ネタとか使ってるけどプレイした事一度もないからね? だからお願いだからそんな詳しいネタとかしないでよね。答えられないから! 僕怖くて答えられないから!」
青ざめた新八が言う。しかし、何時までもこのネタを引っ張ると流石に不味そうなのでそろそろ本筋に戻って欲しいところだったりする。
「今日はここら辺で引き上げるけど、覚えておきなさいよ坂田銀時! 私は絶対に、ずぇぇぇったいに貴方を許さないから! 必ず貴方を倒す! それじゃ」
後味を爽やかにしようと懸命に努力した結果だろう。フェイトは定春に食らった大ダメージと慣れない捨て台詞を重ねた結果かなり疲弊してしまったらしくフラフラしながら飛び去ってしまった。未だに定春に噛まれた箇所を痛そうに抑えながらである。
「逃げた……と、言うより見逃してくれた……のかなぁ? 何かあの子もかなりやられてた感じだったけど」
「どうでも良いんだよ。それよりさっさとこの子猫をあの金髪嬢ちゃんの所に届けに行くぞ。少しでも良く顔を覚えて貰わにゃ此処まで苦労した意味がねぇってんだよ」
「やっぱあんた人間腐ってますよ。下心丸出しじゃないですか」
何時の間にか回復したのか? 子猫を脇に抱えて銀時は歩き出す。その後ろを定春に跨った神楽が、最後尾には瀕死の状態のユーノを抱えた新八が歩き出す。羽陽曲折はあったがどうにか無事に(?)子猫を見つけられたのは不幸中の幸いである。
が……
「あり? そう言えば……俺達何処から来たんだっけ?」
「か、完全に迷子になってるううぅぅぅぅぅぅぅぅ!」
どうやら、先の驚きの連続や激戦のせいですっかり来た道を忘れてしまったようだ。辺りは視界の悪い樹海になってる。帰るにも帰れない状況となってしまった。
結局、その後すずかが要請したレスキュー部隊により子猫共々無事に保護され、銀時達はこれまた別の意味でアリサ、すずか達に顔を覚えられたのであった。
念の為に言うが、決して
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