第10話 人は守るものがあってこそ強くなるもの
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事に構っていられない様子だ。その隙をつき、フェイトは未だに痛む頭を抑えながら横になっている猫の元へと急いだ。
目の前に行くと横になった猫は微動だにしない。どうやら体が大きいが故に太陽光線を浴びる面積が増えた為か日向ぼっこに洒落込んだようだ。つまり、フェイトの魔力弾は蚊が刺した程度にも効いてないご様子だ。
「待っててね、すぐに戻してあげるから」
フェイトがそう言い、杖こと、バルディッシュを振り上げる。
***
既に定春の口には銀時の体が半分近く飲み込まれていた。外には定春の口から銀時の下半身が姿を現しており、とんでもない勢いで両足が動きまくっている。
そんな銀時を引き抜こうと新八が銀時の足を引っ掴んで抜こうと頑張っており、神楽は神楽で定春が自分の意思で銀時を吐き出すよう促している。しかし、やはり神楽自身かなり弱体化している為、現状では定春の相手をするのもかなり厳しい。
その為今では新八と同様に必死に銀時を助けようと頑張っている。弱体化した銀時では最悪の場合、本当に食い殺されかねないからだ。
「定春、お願いだから吐き出して! 今の銀さんじゃ最悪本当に食べられちゃうから。江戸の時と違って柔らかくなっちゃってるから!」
「吐き出すアル! 銀ちゃんなんか食べたって美味しくないヨ! 食べたらお腹壊しちゃうアルよぉ! 吐き出すアル! ペッて吐き出すアルよぉ!」
たいして弱体化してない新八とかなり弱体化した神楽が必死に弱体化した銀時を引き抜こうと頑張っている。しかし、余ほど弱体化して柔らかくなった銀時の食感が気に入ったのか全く吐き出そうとしない。寧ろ先ほど以上に強く噛みまくる定春が其処に居た。
もう既に銀時の上半身はかなりやばい事になってる気がする。早く引き抜かないとこの小説がR−18小説にくら替えしなければならない事態にいなりそうな気がしてきた。
「お願い定春! お願いだから吐き出して! でないとこの小説が本当にR−18小説に行かないといけない事になっちゃうから! 只でさえこの小説ってかなりやばいコラボレーションなんだから! 其処へ来て主人公が下半身だけ出てきた! 何てシーンを出したらそれこそ打ち切りになっちゃうから! デ○ドスペ○スになっちゃうから!」
「そうアル! 銀ちゃんはエンジニアじゃないアルよぉ! 只の駄目人間アルよぉ! ネ○ロモ○フを工具でやっつけられるスペシャルなエンジニアじゃないアルよぉ!」
と、二人して某宇宙ホラーグロゲーを題材にしながらも必死に銀時を引き抜こうとしている。されど、今の所この中では一番定春が力がある為中々引き抜けない。と、言うより定春自身が今度こそ本格的に銀時を食べようとしている感が強く見られる。
「もうヤバイ! このままだ
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