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少年は魔人になるようです
第22話 世界は思ったよりも大きいようです
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「う、うむ。そ、それでは……、愁磨お兄さまと呼ばせてもらうのだ!!」

「「カフゥ?!」」


※ただし愛は鼻と口から出る。

いやいや、何でアルも吐血鼻血してんのさ。


「フフ・・・、幼女の恥じらい顔・・・・。それだけでご飯五杯いけますよ。

それより愁磨は年上好きなのに、何故幼女に反応しているのですか・・・?」

「愚か者が…。美少女に反応せんで何が男か!!後ナチュラルに心読むんじゃねぇ。」

「愚問でしたね、申し訳ありませんでした・・・。

それと、それは今更と言うモノです。」

「えーと………。」

「あ、ごめんごめん。で、俺っていつテオとフラグ立てたっけ?

あと、悪いがお兄さまは無しで頼む。俺の妹は一人だけだ。」

「注文が多いのだ……。

ふらぐ?…とはよく分からぬが――妾としゅ、愁磨が会ったのはつい数ヶ月前の事なのだ!

妾が屋敷の森で探検しておったら、ドラゴンに襲われての……。

そこに颯爽と登場したのが愁磨だったのだ!!」

「あー……、やっぱあれテオだったのか。」

「思い出したか!!そ、それでの!!

戦っている愁磨は、美しい銀髪を翼のように広げ、優雅に戦うのだ!」


「「(オチが読める(ますね)・・・)」」

「その様子が、まるで女神の様に見えての!

妾は…、お、女だと思うたのだが、その……。一目惚れしてしまっての///」


頬を赤くし、クネクネするテオ。


「だから、妾と結婚するのだ!!」

「……いや、好意自体は嬉しいよ?でもさ、テオ。お前、今何歳だ?」

「今年で10歳になるのだ!!」


フフン、とテオは誇らしそうに胸を張る。


「テオ、お前はまだ10歳だろ?俺みたいな犯罪者なんかより、もっといい相手を探せよ。」

「なんだと?!妾の事が気に入らんのか!?」

「あー、いや。テオの事は好きだぞ。

だけど……あ、違うぞ?恋愛対象としての好きじゃな……そんな目をされてもだな。

―――良いか、テオ。お前はこれから今までの何倍も生きてくんだ。

一時の気のまy「シュウ。」……ノワール?」


今まで静観していたノワールが、急に話しかけて来る。


「女の私から見るに、テオドラは本気じゃ。

一時の気の迷いだなどと、ひどいのではないかの?」

「アリカの言う通りよ。本気かなんてテオに聞いてみないと分からないじゃない。

それに、女の子が――いえ、恋するのに、歳は関係ないわよ?」


ノワールだけでなくアリカにも責められる俺。


「いや、でm「「でもじゃない(のじゃ)!!」」あ〜〜〜!!もう!!テオ!!」

「ひゃい?!」



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