第22話 世界は思ったよりも大きいようです
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痛いわ・・・。
「それで……ナギ達は何処に居るのかしら?」
「あそこじゃろう。煙が上がっている。」
アリカが指した方を見ると、確かに・・(ドガァァァン!!)
・・・今、丁度破壊音がしたから、間違いないわね。
「んじゃ、一飛び行きますかね〜。」
ヒョイっと、自然にアリカをお姫様抱っこするシュウ。
「な?!シュウマ!?急に何をーー!!」
・・・・すっごく羨ましいとか、そんな事しかないわ。
「さ、行くわよ、アリア。」
「・・・ん。」
私もアリアを抱き上げると、シュウと同時に跳ぶ。
「――キャアァアァァ?!」
不意のジャンプに、可愛い声を上げるアリカ。
300m程の空の旅を終え着地し、前を見ると丁度、ナギ達もエルザさんを助けた所だった。
「随分ゆっくりな登場だな、ナギ。」
「愁磨!!てめぇ、先に着いてたのに何やってたんだよ?!」
「いきなりキレんじゃねぇよ!ゆとりかてめぇは?」
「ゆとりってなんだよ?!馬鹿にしてんのか!?」
「してるっちゃしてるな。」
・・・私的には、『ゆとり』は被害者だと思うのよね〜。
それを笠に着るのはダメだけれどね。
「てめぇ!!ちょうどいいぜ!この間の決着がまだ着いて無かったな!!」
最近、ナギの沸点がホントに低いわね・・・シュウったら、何をしたのかしら?
「えー……いいよ、面倒くせぇ。」
「ハ!なんだ、怖気づいたのか!?」
「んな訳あるかアンチョコが!!中退風情が調子に乗ってんじゃねぇゾ!!」
フフ、可愛いわね〜。本当に――
「・・・・どっちも、子供・・・・。」
「「グッハァ!?!」」
アリアに台詞を取られたわ・・・・・。
言われた二人は大ダメージ。アリア、恐ろしい子!!
「あ、アリアは随分大人びておるな。」
「・・・・・えらい?」
「そ、そうじゃな。アリアは偉いな。」(ナデナデ
「・・・えへへ・・・。」
アリカとアリアがすっごく仲良いわね・・・。
新・母娘Uの関係が良好なのは良いけれど、嫉妬しちゃうわ。
「フフ・・・、それでは一段落した所で・・・。
何時までもここに居る訳にはいきませんし、隠れ家まで行きましょうか。」
「あ、ああ。そうだな……。」(フラフラ
「喧嘩は、いけません………。」(フラフラ
二人とも復活したわね。・・・大分ダメージ残っているけれど。
「あ?帝国の皇女様ってのが居なくねぇか?」
ジャックが、珍しく良いツッコミをしたわ・・・・・。
「ええ、それなら、私の
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