魔法先生ネギま!
0297話
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んじゃない?」
不思議そうな顔をして大河内を見つめる俺に気が付いたのか、佐々木がそう大河内に声を掛ける。
「あ、そっか。それもそうだよね。えっと、今日は夜の8時から深夜12時まで停電するんだ」
「学園都市で年2回行われるメンテなんやて」
「へぇ。メンテによる停電ねぇ。あやか達からは何も聞いてないが」
「多分、いいんちょ達が前もって準備してるんだと思うよ」
「あー、確かに委員長とか那波さんならそのくらいの準備はしてそうだよね」
佐々木の言葉に頷く大河内。
「ま、それもあって今夜は外出禁止になるから気をつけてね」
「……何で俺にそれを?」
頭を撫でてくる大河内へと尋ねる。
「だって、たまにアクセル君とか委員長とか夜に寮から出掛けてるでしょ?」
「あー、確かに。ウチも何度か出掛けているのを見た事あるなぁ」
和泉もまた同意するように頷く。
夏美が寝た後に魔法の練習をする為に何度か外に出掛けていたのだが、その辺を見られていたらしい。幸いなのは実際に魔法の練習をしている所を見られた訳ではないという事か。まぁ、実際に魔法の練習をする時には認識阻害の魔法を使ってるからその辺は安心出来るが。
とは言え、今度からはその辺も気をつけた方がいいだろう。
「話は分かった。取りあえず今夜は大人しく寝た方がいいって事だな」
「うん、それが一番いいと思う。アクセル君はまだ小さいんだし夜は早く寝ないと」
「そうそう。寝る子は育つっていうし。じゃないとアキラみたく大きくなれないよ」
「ちょっと、ゆーな……」
大きいというのが一種のコンプレックスになっているのか、どこか不満そうに明石を見る大河内。
それを横目に、俺も帰る支度をする。
「じゃあ、俺はこの辺で。停電するにしても色々と準備があるしな」
「あ、うん。またね。それと、停電セールとかやってるから必要な物があったらそこで買えばいいと思うよ」
大河内の言葉を背に、教室を出るのだった。
そして夜、夕食を食べている時に唐突に部屋の電気が消える。チラリと窓から外を見ると、麻帆良中の建物から電気が消えている。ただ、蝋燭や懐中電灯の灯りがちらほらと見えているので完全に真っ暗という訳では無い。まぁ、普通の人間には見えない程度の明るさだが。
「うわぁ。停電始まったねぇ」
夏美の声が暗闇の中に響く。
「あらあら、ちょっと待ってね。すぐに蝋燭に火を付けるから」
千鶴がそう言いながらテーブルの上に置いてあったマッチで蝋燭へと火を付ける。
蝋燭の火で周囲の様子が判別出来るようになると、何故か俺のすぐ近くにあやかの姿が。
「どうした?」
「いえ、アクセル君が怖がらないようにと」
「いいんちょ、こ
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