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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
チートドラゴン物語・四
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けを聞けば十分に心強い援軍なのだ。
なのだが・・・

ちらりとその援軍たちと話をしている自分の息子を見やる。

「よう、クロエイコンビ。卒業式以来だな?」
「・・・その呼び方やめてもらえないかな。何だか魚みたいで嫌なんだが」
「私としてはあれだけ在学中にやらかしまくったあんた達が首席卒業したってことが納得いかないんだけど・・・あ、ニルスは真面目だから別としてね?」
「ご指名みたいよ?私達とは違って優等生のニルス君」
「嫌味にしか聞こえないのは気のせいだと思っておくよ・・・何にせよ、これからよろしくね?」
「ニルス、君だけが頼りだ・・・残りのデストロイヤー2人のフォローを頼むよ、いやマジで」
「失礼な。必要のない破壊はしないぞ。必要とあらば壊すが」
「流れ弾の事なんていちいち気にしてられないわ」
「「「壊す気満々かっ!!」」」

緊張感のない会話をする子供たちに思わずため息がこぼれる。
正直あの巨大ロストロギア反応の後では非常に心許なく感じる。しかも3人とも学生時代は数多くの問題を起こした伝説のトリオとしても有名だ。どうしても内心で愚痴をこぼさずにはいられないリンディだった。

(私たち、生きて再びミッドの地を踏めるのかしら)

管理局の命運はアースラクルーの手に託された・・・かもしれない。


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