第4章 悪魔の計画編
第49話 火竜VS雷神
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あ、あれ?さっきは崩壊した街の中にいたはずだけど・・・いつの間にか私は、すごく殺風景の部屋にいて、傍にはナツとハッピーとフレイしかいなかった。って、何でフレイ?
ハ「マヤ、ここどこ〜?」
ナ「誰もいねぇな。」
フ「みんなどこ行ったんだ?」
その時、
チ「アン様の指示に従い、俺はお前らを倒す。」
奥からチンクが歩いてきた。随分自信満々だね。
マ「後から自分が後悔したって私は知らないからね。我と契約した者よ、ここに姿を現せっ!!シカのルリ!!ピィーーーーーーーーッ!!」
オレンジ色の魔法陣から立派な角の生えたシカが現れた。つい最近契約したばかりだけど、きっと大丈夫!!
チ「ルリ、チンクに怒りの角で突進!!」
ルリは軽く足で地面を蹴るとすごいスピードでチンクに突進していく。
チ「動物が相手だと?バカにするな。」
するとチンクは回し蹴りでルリを倒しちゃった!!
マ「ルリ!!」
慌てて駆けつけるとルリの右後ろ足の骨が折れていた。
ナ「お、おい!大丈夫かシカ!?」
ハ「ど、どうしよう・・・」
ナツとハッピーとフレイも慌てて駆けつける。でも、せめて名前で呼んでよっ!!
フ「あまり体を動かしたらもっと怪我が酷くなる。マヤ、包帯と支えになるものはあるか?」
マ「え、あ、うん。いつも持ち歩いてるから。」
私は背負っていたリュックから包帯と木の板を取り出してフレイに渡す。フレイは慣れた手つきでルリの足に木の板で固定して、その上から包帯を巻いていく。
ナ「お前すげぇ〜な。」
フ「よくやってたからな。」
よくやってた?動物の手当てをするのは私みたいに動物に慣れている人だけ。いくら医者でも、動物の手当てをするのはかなり難しいのに・・・フレイはなんで、こうもあっさりと・・・私は疑問に思ったが口には出さなかった。
フ「よし、これでOK!」
ナ&ハ「おぉ〜!!」
マ「す、すごい・・・」
とても初心者とは思えない。フレイ・レッドシェル・・・いったい、何者なの?
チ「やれやれ、動物の手当てがそんなに大事か。」
チンクが呆れたように首を左右に振る。私はキッとチンクを睨んで立ち上がると、
マ「動物だって生きてるんだよっ!!放って置くなんてできないよっ!!」
ナ「ハッピーだって俺の相棒だっ!!!」
ハ「ナツ・・・」
フ「動物は俺たちの仲間だっ!!」
ナツもハッピーの事を大切に思いながらチンクに向かって叫ぶ。フレイもチンクを睨みつける。フレイも・・・動物が好きなのかな?
チ「動物が仲間?ありえねぇ〜。」
ブチッ!!と、私の中で何かが切れた。それはナツとフレイも一緒みたい。
ナ「てめぇ〜
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