第4章 悪魔の計画編
第46話 勇気を持てっ!!
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
気がつくと、俺とエルザはアンに操られているジャックと見つめ合っていた。ジャックの鮮やかな緑色の瞳には光が射していなかった。
ショ「ジャック・・・」
するとジャックの右手に淡い緑色の光が集まり、いきなり俺に攻撃してきた。その反動で俺は壁に体全身をぶつける。い、威力が、強すぎる・・・
エ「ショール、大丈夫か?」
エルザが駆けつけてきた。
ショ「あ、あぁ、なんとかな。」
俺はエルザに支えてもらいながらゆっくり立ち上がる。
ジャ「その程度か。さすが雑魚だな。」
エ「貴様・・・!」
操られていても、雑魚は酷すぎる・・・!本当は嫌だけど・・・やるしかないっ!!
ショ「トリックルーム!!」
ジャ「へぇ、お前も手品魔法(トリック)が使えるのか。」
ショ「!!お前もって・・・この魔法を教えてくれたのはジャック!!お前じゃねぇかっ!!」
ジャ「はぁ?俺が雑魚に自身の魔法を教えただと?笑わせるな。」
な、何で・・・
エ「どうやらアンの操り(パペット)は、体だけでなく、記憶も操ることが可能みたいだな。」
そんな・・・俺は頭の中が雪のように真っ白になった。絶望だ・・・
ショ「俺・・・みんなや、街を、助けれるかな・・・?」
いつの間にか俺は弱音を吐いていた。するとエルザが俺の肩にそっと手を置き、
エ「バカを言うな。お前はあいつに助けてもらったんだろ?ならば、今度はお前が、ジャックたちを助ける番だ。弱音を吐いたら何もかもできなくなってしまう。私も力を貸す。勇気を持て。」
勇気・・・そうだ。弱音を吐いてどうすんだよ俺!!また、エルザに救われたな・・・
ショ「ありがとう・・・エルザ。」
ジャ「いつまでいちゃいちゃしてるんだよ。くだらねぇな。」
みんなのためにも、街のためにも、ギルドのためにも、エルザのためにも、俺自身のためにもっ!絶対に救ってみせるっ!!!
ショ「マジックハンド!!」
ジャ「一時停止!」
俺の攻撃が止められる。
ジャ「念力!!」
ショ「ぐっ・・・!」
頭に激しい痛みが襲う。強さは昔から変わっていないな・・・
ジャ「フレイム!」
空中に炎が繰り出し、俺に向かって投げつける。よけようとしても、念力の力で体が動かない。俺はぎゅっと目を閉じた。
エ「換装!炎帝の鎧ッ!!」
エルザが俺の前に立ち塞がり、炎帝の鎧で炎を防いでくれた。
エ「言っただろ。私も力を貸すと。」
・・・俺って、情けないな・・・好きな女の子に守ってもらうなんて。
ジャ「はずしたか。なら、サンダー!」
空中に真っ黒な雲が現れ、一筋の稲妻が放たれる。
エ「換装!雷帝の鎧ッ!!」
素早く換装し
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ