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ヘタリア大帝国
TURN76 青い石の力その八
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徳の仮面を被ってこう言うのだった。
「まあそれはいいけれどね」
「美徳ではありますね」
「それはそうですが」
「しかしそれを国際会議でのディナーで言うとはね」
「何か違いますね」
「あの国は」
「うん、まあ喜ばせたからいいよ」
 それならだとだ、ヒムラーは割り切ることにした。
「エイリスはこんな美味いものがっていう顔だったし」
「あの国は普段何を食べているのでしょうか」
「あの料理であの顔とは」
「王族であれでは民衆の料理は一体」
「どんなものか」
「ああ、あそこの料理は口にしないことだよ」
 ヒムラーは右手を横に振ってあっさりと言った。
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