黒の剣士その三
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「俺の方が慰められちゃったな、有り難う、シリカ。」
笑いながらお礼を言うと、シリカはかっと顔を赤くした。どうしたんだろうと思うと
「相変わらずフラグ建築に勤しんでますなぁキリト君。」
横を見ると、端正な顔で髪を後ろで纏めた長身の若い男、俺の相棒クラディールがにやにやしながら俺を見ていた。
「「うわぁぁぁぁ!」」
俺とシリカの悲鳴が、風見鶏亭に木霊したーーー
「いやぁすまなかった。許してくれよキリト君」
「うるせぇ!大体なんだフラグ建築とは!」
謝りながらも俺をからかってくるクラディール。ち、畜生・・・
「で、尻尾は掴んだわけだな?」
「ああ、ついさっきそのリーダーに会ったばかりさ、予想通りムカつく女だったよ。」
クラディールの声が、剣を抜くように鋭くなる。俺達は、二人でロザリアが率いるオレンジギルドを壊滅させるつもりなのだ。
「やっぱり一番は、悪いが彼女を餌にする事だ。まぁお前が居るから大丈夫だろう。」
俺達の作戦会議は、結局朝まで続いた。
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