俺の話を聞け!
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行動に同意する始末。
「ぐっ…くっそー…魔法無しだったら俺様の方が強いのに…」
そんな誰一人彼の事を心配していない状況の中、ドリ○のコントの様にアフロのみたいな髪型になった(ライデインの所為ね)ナールが、身体から煙を出しながらヨロヨロと立ち上がり、ティミーに向けて文句を言う。(何だこの驚異的な打たれ強さは!?)
「アイツまだあんな事言ってる…お兄ちゃんに勝てる訳無いのに…ルビスちゃんも実力の差も判らない馬鹿を庇う事無いのに」
ここに居る全員(ルビスも含む)の苛つきは増すばかり。
「何だと、生意気なガキだな!兄妹揃って腹立つ性格だ!親の顔を見てみたいぜ…さぞかしムカつく奴なんだろうな!」
真性KYのナールは、やられっぱなしじゃシャクにさわるらしく、止せばいいのに余計な一言を吐き出し、自己の精神安定を図る。
そんなナールの言葉に怒るでもなく、ティミーとマリーは手の平を上にした状態でスッと両親の事を指し示す。
「………え!?」
「どうも…兄妹揃って腹立つ性格な子の親です」「予想通りムカつく奴な実の両親です」
ビアンカの肩を抱き寄せ、二人揃ってピースサインで挨拶する夫婦。
「あ………あ、あはははは……なるほど〜!うんうん…だから強いんだな。性格と強さは比例するんだ!」
リュカ・ビアンカの夫婦を見て一瞬だけ戸惑ったが、直ぐに勝手な納得で頷く失礼極まりない男。
「あ゙…そう言う納得の仕方、普通しないから!何なのお前…弟子入りしたいとか言いながら、全然敬おうとはしないじゃん!」
「え?敬う…何で?だって俺は強くなりたいだけなんだよ!?修業だけ就けてくれれば良いんだから、敬う必要なんて無いじゃんか!」
「え〜!?コイツ師弟関係を何だと思ってるの!?絶対コイツ、町の人々に嫌われてるよね!だからオルテガも………あ、そうだ!お前オルテガの一番弟子じゃないのかよ!そんな奴が他に弟子入りできるわけないだろ!何よりお前なんか弟子にしたくないよバ〜カ!近付くんじゃねーよ馬鹿!」
ともかく腹が立ってるリュカは、目の前に並ぶ料理の中からパセリを取り選び、ナールに向けて投げ付ける。
「そんな事言うなよ!俺は強くなりたいんだから…それが俺の望みなんだから!」
しかしナールは気にすることなく、一方的な理論でリュカに詰め寄ってくる。
「ふざけんな馬鹿!何で僕がお前の望みを叶えなければならないんだ!?そんな義務は無いだろうが…僕はお前の事が大嫌いなんだ。お前の為になる事など、絶対にしたく無いね!」
近付いてきたナールの頭に冷たい水をぶっかけるリュカ…
簡易アフロが水分で萎んで行く。
「んだよ!俺が強くなる事に協力しないってどういう事だよ!?」
「何なのこの馬鹿?貴族だってこんな馬鹿は居ないよ…コイツ自分の事しか考えてな
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