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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第八十八話】
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んとか、シャルルちゃんとか――後、美冬ちゃんも♪」

「――おい母さん、妹が混じってるじゃねぇか。――ったく、未来は他に好きな奴が居るらしいし、セシリアは許嫁が居るかもしれないだろ?シャルルだって国に想い人居るかもしれないのにさ」


「うふふ、居ないかもしれないでしょ?ね、シャルルちゃん♪」


シャルルの方へと振り向き、ウインクする母さん――そんな母さんに肯定するように頷くシャルル。

――て事はシャルルには国に想い人が居ないのか?

……まあ、その辺りは今度聞くかな。


「てか母さん、まだ作業あるしやろうぜ?ほら、【ランドホイール】を脚部にセットしないと」

「そうねぇ、じゃあヒルト、村雲装着してね」


そう言うと、量子化されたランドホイールを村雲の前に呼び出した。

何故俺が知ってたかと言うと、ハンガーに来る途中で説明されたからだったりする。

話は戻して母さん曰く、まだ試作段階の量子化技術らしく実用化はまだされていなく試作で母さんが扱っているとか――。

実用化されれば生活が一気に良くなるらしく、開発が進んでるとか――。

村雲を身に纏い、歩いてランドホイールの前まで歩くと、ランドホイールを脚部にセットするや、素早く母さんがセットアップしていく――。

いつもIS関連に携わっているのがよくわかるぐらい、鮮やかな手際の良さを見せていた。


「……うん、これで地上を高速滑走出来るわよぉ」

「ありがとう母さん、後は調整すれば大丈夫だな」

「そうね、調整もこのままお母さんが済ませちゃうわね?」


そういうと、空中投影ディスプレイを表示し、村雲のデータが表示されるや直ぐ様調整にかかった。


「……流石に母さんは速いな、調整するのが」

「うふふ、お母さんですからねぇ♪シャルルちゃん、こっちの調整任せても良いかしら?」

「わ、わかりました。じゃあ僕もヒルトの村雲、調整に入るね?」

「悪いなシャルル。てか本当に今回俺ほとんど何もしてないな…」

「ふふ、気にする事ないわよぉ?ヒルトは怪我無く無事に試合を終えるのが仕事なんだから、もちろんシャルルちゃんもね?」


またシャルルの方へと向くと、ウインクして笑顔になる母さん。

そんな母さんにシャルルは笑顔で返事をした。


「まあ怪我はしないさ、なんたって親父曰く、俺は不死身だからな」

「うふふ、ヒルトが小さい頃からお父さんそう言ってたものねぇ♪」


昔を懐かしむように目を細めると――。


「――でも、危なくなったら逃げなさいね?逃げることは恥なんかじゃない。何よりも大事なのはあなたの命なんだから……ね?」


いつになく真剣な表情に――そして視線は真っ
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