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少年は魔人になるようです
第20話 魔人達は思惑に嵌ってしまうようです
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わ、わしだ、マクギルだ!!うむ、反逆者だ!!

『紅き翼』、奴等は帝国のスパイだった!!…ああ、確かだ、殺されかけたっ!

今も命を狙われている。は、早く救援を頼む!軍にも、連絡をッ!!」


チッ!やられたぜ!!


「おぉぉぉおおおッッ!!!」

「君達は、少しやり過ぎだ…。退場して貰おう!!」
ドッガァァァァァァ!!!


奴の石の棘柱で、建物が崩壊する。


「クソッ?!ナギ、一旦退却だ!!」

「チィィィィ!!」

ザブン!


詠春の叫びに全員が反応し、下の海に皆飛びこんだ。


「英雄呼ばわりが、一夜にして反逆者、か…。」

「ヌッフッフ、良いじゃねぇか詠春。人生、波乱万丈じゃねェとな♪」

「タカミチ君達は、脱出できたかな……。」

「愁磨が居るから大丈夫だろ。…それより、エルザ達がやべぇな……。」


『ナギ、聞こえますか?』

いいタイミングで、アルから通信が入った。

これは愁磨の特製で、絶対に感知され無いなんちゃら。。。って言ってた。


「アルか!!皆無事か?!」

『ええ。今拾いに行きますので、少々お待ち下さい。』


アルが言った瞬間、何かが俺らの下から上がって来た。


「うお?!なんだ、これ!潜水艦か?」

『愁磨が貸してくれた飛行艇です。・・・何でも、マッハ70で飛べるとか・・・。』

「良く分かんねぇけど、姫様達の所まで直ぐって事だろ?」

『ジャック、貴方は本当に残念な頭ですね・・・。でも、その通りですよ。』


なら、グズグズしてらんねぇだろ!!


「アル!!場所は分かってるのか?!」

『ええ。会談の場所に、そのまま閉じ込められています。』

「アル、愁磨はどうしたんだ?居ない様だが?」

『ああ、もう先に行っていますよ。』


「「「「ハァァァァアア?!」」」」


Side out




Side 愁磨


アリカ達が出発してから16時間。もう『夜の迷宮』に着いて、話し合いしてる―――


「愁磨。どうしたのですか・・・?」

「お前は本当に、地の文を邪魔する奴だな…。」

「フフ・・、それは申し訳ありません・・・。」


全くこいつは本当に意地がわr―――


「愁磨、アル!!大変じゃぞ!!」

「おまえもか、ゼクトォォォォ!!!」

「な、何をいきなり?!ではのうて!!

奴らの幹部がマクギル議員を殺して、入れ代わっていたのじゃ!!直ぐに逃げるのじゃ!」


ああ、そういや―――ッッ!!しまった!!


「アル、ゼクト!!!俺の飛行艇貸すから、タカミチとクルトを連れてあいつ等迎えに行け!
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