第18話 姫様の想いは重いようです
[7/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
エ、エルザ。」
「は、はい。姫、とか付けてもダメですからね?」
フフフフフ・・初々しくて可愛いですねぇ。
おおっと、お邪魔虫が。
「お?なんだなんだ、ナギの奴、王女と。おーい!nへぶるぅら??!!」
重力魔法でジャックを潰しておきます。エルザ姫はどうやら本気の様ですしね。
――ん?階段の方から声が聞こえてきますね。
愁磨とアリカ姫が戻って来たようですね。
「じゃから私は―――!!」
「も―いーって。分かったから。」
「シュウマは分かっとらん!!」
おやおや、随分仲良くなってますね〜。
それにアリカ姫の雰囲気が全く違いますね。
「あらあら、アリカが大声を上げるなんて……。」
「へー、珍しいのか?俺にはあれが素に見えるけどな?」
「珍しいなんてモノじゃないです。
アリカが笑ったり怒ったりしている所なんて、6歳の時一緒に遊んで以来初めて見ました。
それに、人を呼び捨てにしているなんて。
男の方を呼ぶ時は必ず『様』か『殿』。姉は『義姉君』、妹は『〜殿』ですし。
でなければ『主』以外、聞いた事ありません。」
愁磨・・・貴方は、どれだけ罪を積み重ねる気ですか・・・。
「おお、皆悪い。待ったか?」
「いいえ、簡単な打ち合わせだけやって、後はご覧の通り、雑談です。」
「そうか。で、ジャックは何で埋まってんだ?」
「フフ、馬に蹴られただけですよ。」
「あー、そうかい。やっぱりこいつは脳筋か。」
「おや、これだけで状況把握出来るとは。やはり愁磨は凄いですね。」
「伊達に年食っちゃいねえよ。」
「フフ・・それも歳の功、ですか?羨ましい限りです。」
と、目でアリカ姫を指します。
「はぁ〜〜。そんなんじゃねぇよ。」
「私の見立てでは、そうなんですがね?フフ・・断れない人は大変ですね〜。」
「不毛だって分かってるんだがな……。やっぱり、叶えられるんなら、叶えたいんだ……。」
「フフフ、貴方はやはり優しいですね。」
「……俺のは、ヘタレで無節操なだけだよ。」
「貴方のそれは、違います。優しいのだと思いますよ。」
「……勝手に言ってろ。
さ、皆。とっとと済ませちまおうぜ。これ終わりゃ休暇が待ってんだからよ。」
「おお!やっとの休みだ、ゆっくりしねぇとな!!」
「休みは主らの様な馬鹿だけじゃがな。」
「姫さん達だって休みじゃねえか!!」
「ナギ〜。図星だからって女の子に当たるなんて、カッコ悪い上に見っとも無いぜ?」
「愁磨なんかサボりだろうが!!?」
「フ、働けない
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ