第18話 姫様の想いは重いようです
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う言って、いきなり転移してしまった。
「あ、おい!愁磨!!?全く……申し訳ない。」
「いいえ。後であの方に伝えて貰っても良いのですが…ああ、アリカ?頼み事があるのだけれど?」
「……なんじゃ?義姉君。」
「貴方なら、彼の足跡感知出来るでしょう?ちょっと行って来て。」
「……命令とあらば、仕方あるまい。」
「よろしく(頑張れ!!)」
・・・よく分からん義姉君の言葉を放おき、私はあの方の居場所を探ってみる。
存外近い事に驚きながらも、歩いて行った。
Side out
Side 愁磨
ハァ〜・・・。
まさかアリカに話しかけられるとは。
あそこでのその役割はナギだった筈・・・・うーん、俺の事色々知ってる風だったし、
フラグ率的にはゲーム中盤には入ってる感じだな。
ってか従妹・・・いや腹違いか――って、安直過ぎるだろ、宇宙意志。
見た目は、エルザの方がアリカより1,2歳年上。
髪は肩までのセミロングで赤みがかった白金。軽く見えたが、瞳にはアリカと同じ光があった。
右の目は若干アリカより明るい蒼だったが、左はハッキリした眩い程のエメラルド。
多分、王家の力が強い為だろうな。
っと、考察はこの位にして、このイレギュラーの対策を考えないt―――――
「シュウマ殿。話の途中だと言うのに、
いきなり転移するなど、無礼だとは思わぬのか?」
・・・・・世界よ。俺に恨みでもあんのか?
「一向に思わんね。初めて会った奴の過去を、世間に公表したら?
って聞く方が無礼で不躾だと思うんだが?」
大きなイレギュラーがあるなら、イレギュラーで無くしてしまえばいい。
王族の姫だ。一般の人間、いや、賞金首に、ここまで言われたらキレるだろう。
「それは……すまんかった。
シュウマ殿とは、初めて会った気がしなかったのじゃ。」
そう言って俺の隣に来るアリカ姫さん。
・・・・・・この場は仕方ない。適当に相手して、後はナギに押しつけりゃ良いだろ。
「会ったは今日が初めてだよ。どうしてだ?前世の記憶〜とか乙女チックな事言うのか?」
「前世、か。外れてはいないかもしれん。」
・・・煮え切らんな。どう言う事だってばよ?
「フム。…前世、昔、ね…。何か資料でも読んだのか?」
「おお、よく分かったな。実は、書庫で不思議な日記を見つけたのじゃ。」
「ふーん。で、その日記と俺にどう関係が?」
「それが、主と大魔導士の直筆の日記でな。」
「―ブゥッ?!な、あれはあいつ等が捨てた筈だぞ?!」
「それが捨てられていなかった、と
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