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私たちはクラディールが転移門で転送された後、迷宮区へ入った。
ちなみにクラディールは、アスナさんの「副団長命令」で護衛をクビにされていた。
「それにしても・・・キリアちゃんの性格って、あんなにかわっちゃうんだねぇ・・・」
「う・・ぅ・・・言わないで・・・」
「仕方ないな、挑発に乗ったのが悪い・・・お?」
目の前に、一際強い威圧感を与えてくる扉があった。
「これは・・・」
「間違いなくボス部屋ね・・・。」
「開けてみるか?」
「お、お兄ちゃん・・・開けるの・・・?」
「開けるだけだって。ボスはボス部屋から出ないはずだし」
まあ一応逃げる用意はしておけ、といわれ、私は全力で逃げ腰だった。
「開けるぞ」
兄がいい、ゆっくり扉を押す。
ギィィッ・・・と言う鈍い音が響いて、扉が完全に開くと。
「く、暗いな・・・」
「そうだね・・・」
「ボスって・・・・あれ・・・・じゃない・・・?」
私は、暗闇の中に光る二つの目を見て指を指す。
「あ・・・青い目・・・・」
「名前は・・・「The Gleameyes」・・・輝く目、ってトコか・・・」
「それにしてもお兄ちゃん・・・」
「キリト君・・・・」
「「「・・・・でかいいいいいい!!!」」」
思わず3人で叫んでから、閉まったと口をふさぐ。
ボスはこちらに気づき、体の割には早すぎる速度で走ってくる。
ボスモンスターが高速で迫ってくる。
その怖さといったら。
「うわあああああ!」
「「きゃあああああ!」」
兄もアスナさんも私も、3人で全力疾走。
ボスモンスターがボス部屋から出ないなんて知っていてもやっぱり怖い。
途中モンスターが居た気がするけど、それさえ気にせずに私たちは安全地帯まで走った。
「いやー、走ったねー」
アスナさんが暢気に言っている。
「お兄ちゃんの走りは凄かったね」
「人のこと言えないだろ!敏捷度全開で走ったくせに」
うぐ・・・・確かに私は、二人より数秒はやくこの安全地帯に飛び込んだ。
「それにしても・・・苦労しそうね」
「そうだね・・・」
そのあとアスナさんと兄が攻略について離していた中で、「盾装備」というキーワードが出た。
私は兄から、「例の話」を聞いている。
私のことじゃないのに、同じ部屋に住んでいる身としてばれて欲しくは無い。
「キリト君もキリアちゃんも、突出しすぎだよ〜・・・なんか隠してないよね、二人共?」
「「う」」
たしかに私にも隠していることはある。
兄が「例の話」をアスナさんに話そうとしてる・・・けど。
「まあいっか。スキル詮索はマナー違反だしね。 さてと、遅くなったけどお昼にしよっか」
「なにっ」
「!」
やっぱり悔しいけど、アスナさんは料理が上手・・・
そのアスナさんの
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