第17話 物語は大きく変わるようです
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う既に、味方は退避し終わっている。
「よっしゃ!来い!『飛天凰舞』『金剛夜叉』!!
―――お前等に恨みは無いが、ここは戦場だからな……。」
俺は二刀を呼び出し、真の力を出す。
「目覚めろ、飛天凰舞……そして―――歓喜せよ!!』」
ギチィッと音がし、剣の形が変わって行き―――
キィィィィィィィ――ンンン―――――
『飛天凰舞』は名の通り、鳳凰の翼の形を模した、2m以上ある
重さなど感じさせない美しい大剣になる。
「『吼えろ金剛夜叉・・・そして―――悟りを!!!』」
バギャァァァァァァァァァァァ!!
そして『金剛夜叉』は柄から刀身までが非物体で形成される。
真名解放時のエクスカリバーの様な形だが、刀身に鎖が巻かれている。
「行くぞ!飛天凰舞秘奥義『夜鬼破時雨』!!!!」
ゴッバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!
振り下ろすと、剣から黒い光を放ち、
空間ごと戦艦や鬼神兵を細切れにしていく。
「次ぃ!!金剛夜叉奥義『【絶】・色即是空』!!!!」
ドッボァアァァァァアァァァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!
剣から出た白い光はその周りに炎を纏い、その余波ですら敵を蒸発させ、
焼き切りながら戦場を蹂躙する。
「ハッ!相変わらずすげえ威力だな、愁磨!!俺も負けてらんねえ!!
百重千重と重なりて走れよ稲妻!『千の雷』ッ!オッラァァァ!!」
ドガガガガガガガガガガガガガガァァァン!!
敵陣に雷が無数に落ちる。・・・・が、些か殲滅率が上手くない。
「どうした?!俺の10分の一も殺してねえぞ!!こえぇのかァァ?!」
「な、なめんな!!まだまだこれからだよ!!」
「そうかよ!≪『救世ノススメ』稼働≫。頼む、『剣聖』」
(≪・・・・私、いるのかしら?・・まぁいいわ。雷帝が認めたから、力を貸してあげる。≫)
「(『サンキュ−!』)
……なら、しっかり目に焼き付けろ!!そして考えろ!!テメェが何をやっているのかを!!」
「ぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあああああああああ!!!」
―――戦闘開始から5時間。
帝国の勝利に終わるかと思われた奪還戦は、『紅き翼』の参加により、
連合側の勝利で終わった。
・・・この戦争が終わってからのナギは、自身を『正義の魔法使い』と言わなくなった。
俺とアルの言葉に考える所がある様でよかった。
そして、幾度か戦闘を繰り返した後、俺達『紅き翼』はガトウの呼び出しでメガロの首都に来ていた。
「俺達の故郷がある
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