黒の剣士その一
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「お願いだよ・・・あたしを独りにしないでよ・・・ピナ・・・」
自らをかばって死んでしまった相棒が残した羽根の前にひざまづき、シリカは涙を流す。その姿を見て、彼女を助けた剣士、キリトも沈痛そうな表情を浮かべこう言った。
「すまなかった。君の友達、助けられなかった・・・」
時間は少し前に遡る。
クラディールサイド
俺は、最前線のゲート前で泣きながら何かを懇願している青年を見つけた。
「すいません、どうしたんですか?俺で良ければお手伝いしますよ。」
出来るだけ優しく声を掛けると、いよいよその青年は大声で泣き出した。
「頼む・・・あいつらの仇を・・・とってくれ・・・!」
詳しく話を聞くと、彼は<シルバーフラグス>というギルドのリーダーだったらしい、だが、<タイタンズハンド>というオレンジギルドに彼を除いて皆殺しにされたらしい。
「わかった。その依頼、俺が受けたぜ、だから、君は皆の分生きろよ。」
俺は、彼にコルと自分の身を守れるように武器防具を渡して、そいつらをぶちこむ回廊結晶を貰い、彼と別れた。
「ま、まずはキリトに相談だな。」
丁度その時は、キリトがシリカを助けた時間と、全く同じだった。
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